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二度目の精霊界

 「おい!人間!中々美味い物を作るじゃないか!もう8つ程よこせ!」


 「トレノ!美味しい!美味しい!変わった焼き方をした肉をパンに挟んだだけなのに凄く美味しい!」


 「トレノ様!私もこのハンバーガーという食べ物凄く好きです!」


 「良かったな。作り方はそんな難しくないからな。このタルゥタルゥソォースゥーというのが重要なんだ」


 みんなかなり食べてくれてマジックバックに入れてあるパンがほとんど無くなった。少し休憩してユウコとドラゴンおじさんは、ユウコのおばあちゃんマーサさんの事を色々話してミラはルクスに色々極大魔法の事を聞き、アグニもルクスに火属性究極魔法の極意を聞いていたが属性が違うのになに言ってるんだろうかと思うがアグニの全力魔法がこのドラゴンおじさんに消されたから鍛錬しようとしてるんじゃないだろうか。


 そしてシルフやウンディーネはモゾモゾしだした。


 『ユウコ?ごめんね!ジン様に呼ばれそう!』


 『・・私もポセイドン様に・・・』


 『二人とも良かったな!とうとう俺っちと同じ上級精霊に進化できるってか!?』


 『でも私達そんなに魔力吸収してないよ!?』


 「ここは我の魔力が溢れておるから進化できる身体になったのやもしれんのう。いやしかし我も長い時を過ごしておるが精霊が進化する場面は初めて見たのう」


 「ふ〜ん。折角だから俺もポセイドン様とジン様に挨拶してこようか?」


 『何言ってるの!?あんたが大丈夫でも勝手に連れて行けば私がジン様に怒られるよ!それにもう精霊界に用事はないんでしょ!?』


 『・・・私も同じ・・・あっ、引っ張られる・・』



 ポワンッ



 「がはははは!あんな感じで精霊は精霊界に行くのだな!!初めて見たぞ!がははは!」


 「曹長どうしますか?」


 「私も行ってみたいな・・・」


 「さすがに魔力が強いユウコでも精霊界はヤバイんじゃないかな?」


 「エルフの女よ!マーサとの誼じゃ!精霊界に行きたいか?」


 「え!?行ける方法があるの!?」


 「条件がある。たまにでいい。またここに来てくれぬか?我は今もこれからもここに居ないといけないんじゃ。人間はすぐに死ぬ。エルフは我程ではないが長い時を生きる種族じゃ」


 ドラゴンでも寂しいとか思ったりするのか?まあ、するからユウコにまた来てくれとか言うのかな?それにこの島に縛り続けられるのは酷だよな。


 「はい!絶対に来ます!それにトレノも生きてる間には引き摺ってでも来させます!」


 「がははは!面白い事を言う!ほれ!良し。これで我の魔力でエルフの女を覆うようにした。しばらくの間は大丈夫じゃろ」


 「ドラゴンさん!ありがとうございます!それにまたここに戻るしこれからも来るから友達ですね!名前つけないといけませんね!」


 「マーサに似ておるのう。マーサも同じ事を言ったがすぐに旅立ちカオス如きに深手をおった。精霊界から戻る時までには考えておこう。それと人間の男!ジンに会ったら次こそ決着をつけてやる!と言っておいてくれ!」


 「なんだ!?ジン様と喧嘩でもしてるのか!?まあ伝えておくよ!ルクス?ルクスも行きたいかもしれないがドラゴンおじさんと一緒に居てくれるか?」


 「いえ、私は既に精霊ですので用もないのに精霊界には行ったらいけないのです。だからここで待機しておきます。ただもし何かあれば言ってください。すぐに向かいます」


 「あぁ。じゃあ行ってくる!」


 「ドラゴンさん!ありがとう!」










 「ここが精霊界だ!あれ?シルフの所に転送したけど誰も居ないぞ!?」


 「ここが精霊界・・・」


 ゴォォォォォォォォォォーーーーー


 「ユウコ!俺の後に!サンクチュアリ!・・・クッ・・ルクスに教えてもらいはしたけど・・男の俺の不完全な障壁で耐えれるのか・・・これじゃ30秒も行使しとけないぞ・・・」


 「クソ!蜥蜴やろうが!!貴様自分の使命もーーありゃ!?蜥蜴じゃない!?すまんすまん!って何故、人間が精霊界に来れるんだ?その理から外れておる男は分かるが・・うん?お前はエルフか?エルフから蜥蜴の臭いがするぞ?」


 恐らくジン様であろうと思う大精霊はエクセルシオの若人わこうどみたいなノリのちょいワル親父みたいな感じだった。


 「これはドラゴンさんに膜?みたいなのを覆ってもらってここまで来れました!」


 「ほう。あの蜥蜴がそこまで肩入れするか。それに人間よ。お前は不恰好ながら光属性究極魔法サンクチュアリを行使してたな?理から外れる人間だからできるのか?本来は女にしか使えないはずなんだがな。面白い。して何用だ?」


 ハァー、ハァー・・・助かったのか・・・喋る余裕すらない・・・気持ち悪い・・・


 「シルフの主が私なのでジン様に挨拶に来ようと・・」


 「はははは!俺に挨拶ってか!?面白い!俺の眷族の人間界の主が挨拶に来る事なんか初めてだ!傑作!傑作!まあ何もない所だが寛いでくれ!すぐに終わる」


 「シルフは上級精霊になるのですか!?」


 「本来ならまだだがあの蜥蜴の魔力を吸収するのが許せなくてな?シルフの目を通してお前達をたまに見てはいたがイフリートの眷族が上級精霊になっただろ?それにお前達の時間で言えば少し前くらいか?にあの蜥蜴と戦っただろう?その時俺の眷族シルフは中級精霊で出せる一番威力のある魔法をあの蜥蜴に食らわした。効く効かない別にして良くやったと褒めてやりたいくらいだからな。その気概に応えてやろうとしただけだ!」


 「ウンディーネも同じ感じですか?」


 「ポセイドンの眷族は分からんが多分俺と同じ感じじゃねーか?ポセイドンの所にも行くのか?」


 「はい!一応挨拶をと思います!」


 「ははは!ポセイドンの爺さん喜ぶぞ!我らの中でイフリートに次ぐ人間界好きだからな!」


 「ジン様?あのドラゴンおじさんから伝言があります。次こそ決着をつける!と意気込んでおりました」


 「クソ蜥蜴やろうが!舐めた口をッ!!!おい!人間!俺からの伝言も伝えろ!空を我が物顔で飛べると思うな!と伝えておいてくれ!・・・・理が違う世界から来たのにお前は全属性の適性があるみたいだな?中々の逸材だな」


 「魔法に適性とかあるんですか?」


 「この話しはポセイドンに聞いてやれ!人間好きだから分かりやすく言うてくれるだろうよ!」


 「うわっ!?なんだ!?体が浮いた!?」


 「我のブリーズロードだ!そのままゆっくり風に乗ってろ!ポセイドンの所まで送ってやるよ!それとエルフの女!これからも俺の眷属、シルフを使ってやってくれ!よくお前の魔力を与えて良いマナになってきている!」


 「はっはい!ありがとうございます!」




 「この風気持ちいいな!ふかふかの布団の上に居るみたいだ!」


 「そうですね!この魔法は移動する時とかいいですね!」


 「あっ、あのドラゴンおじさんとジン様の喧嘩理由聞くの忘れた!!」


 「他人の喧嘩に首突っ込んだらだめですよ!私達に分からないとてつもない理由があるのだと思うよ!」


 ジン様が出してくれたブリーズロードに乗り湖?海?か分からない場所に到着した。そこは俺が今まで見た精霊界では一番綺麗・・・いやエクセルシオでもここまで心休まる場所はないだろう。ってくらい湖か海かも区別がつかない場所に、見た事ない色とりどりの綺麗な花が辺り一面に咲いていた。

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