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樹属性魔法書とは

 サンドイッチは美味かった。この惑星の材料で作ってあったが本家の地球のサンドイッチは食べた事はないがこのサンドイッチでも負けていないんじゃないかと思う。それから、ミラにアグニ達精霊は精霊魔法の基本を教えると言って外に出ていった。魔物が居るけど3人居るから大丈夫だろう。ユウコも見守ると言って着いていった。


 「ルクス?あらためて見ると精霊には見えないよな」


 「私も精霊だとは思ってませんよ。それと曹長に言いたい事があります」


 「なんだ?」


 「私は身体を貰い、魔法を覚え感情というのも少し分かりました。特段以前と変わるわけではありませんがこれからも曹長と同じ、見る物、食べる物、感じる事、色々共有させてください」


 「改まってなんだよ!?そんなの当たり前だろ?感情は徐々に覚えていけばいいさ。それより何日くらいここに居る予定だ?俺は明日には、魔法書を貰いに行こうと思ってるんだが・・・」


 「そうですね。精霊達とユウコはミラの魔法の底上げを。私達2人でサクソンに向かいましょう。それでバルさんに会い、そのまま転送でオギゴに向かいましょう」


 「うん?オギゴに何か用があるのか?」


 「私も冒険者登録します。この身体は上級精霊らしいですが普通の人間にも見えるらしいので違和感ないように曹長達のパーティーに入らせてください」


 「そういうことか。分かったよ」


 「ルクス?これから俺も自分のタイミングで魔法を発動したいから常に魔力をセットしてる状態にできるか?」


 「できますが常にその状態にすれば魔力遮断が難しいのですがかまいませんか?」


 「それはどのくらい魔力放出してるんだ?」


 「そうですね・・・ゴブリンくらいでしょうか」


 「それくらいなら許容範囲だ。それと光属性の魔法の事は纏まりそうか?」


 「もう少しで曹長にアップデートできます。後8時間程お待ちください」


 「急いでるわけではないから大丈夫だ。それにやっと魔法の理論が俺にも分かるから少しはルクスの負担を軽減できるかもな」


 「私の任務は曹長の補佐及び補助です。そんな事言わないでください」


 「いやそんなつもりじゃないんだけどな。まぁ少しずつこの事も感情が分かれば分かる事だから覚えておいてくれ。決して嫌な意味で言った事じゃないんだ」


 「そんなものですか・・・了解致しました」


 それからその後はミラの魔法訓練を俺も見守り夜はまたルクスがバーベキューをしてくれるって言うから任せて一日が終わった。


 次の日、ミラとユウコに魔法書を取りに行ってオギゴにルクスと行ってくると伝えるとかなり渋られ、私も行くと言ってたが『次の買い出しはユウコと曹長二人で行ってもいいから』と言ったら納得していた。

 

 二人は俺の知らない所で変に仲良くなっているのか?まぁ、悪いよりは良いけど。


 俺とルクスは転送でサクソンに行き、バルさんの事務所に向かった。


 「キアロさんおはようございます。バルさん居ますか?」


 「トレノ様おはようございます。隣の美人さんはどうしたのですか?旦那様なら中に居ますのでどうぞ」


 「初めまして。ルクスと申します。キアロ様の方が綺麗ですわよほほほほ」


 「あ、ありがとうございます・・・」


 「・・・・今の喋り方はなんだ?」


 「ドローンで言語調査してる時に上流階級の人間の女性が相手を褒める時に言う言葉で言いましたが間違えてましたか?」


 「いやあれはおかしい。最後の笑い声はなんだよ!?あれは馬鹿にしてるようだ」


 「そんなものですか・・・発声は中々難しいです。次回は気をつけます」


 「おう!トレノさん!おはよう!綺麗なお嬢さんもおはよう!初めまして。バルと申します」


 「初めまして。トレノ曹長の秘書を務めておりますルクスと申します。よろしくお願いします」


 「うん?曹長!?それにいつから秘書を雇うようになったのだ!?」


 「あぁ〜!バルさん!その辺は気にしないでください!要は同じ冒険者パーティーですよ!ははは」


 「ふ〜ん。言ってた魔法書だが・・・雷属性と探しに探したが光属性の魔法書がなくて代わりと言ってはなんだが・・・樹属性の魔法書だ!喜んでくれていいぞ!ははは」


 「樹属性ですか?そんなに珍しいのですか?」


 「知らなそうだな。木属性の上位、樹属性だよ。魔法そのものは同じだが樹属性は使い方が難しいし行使できる奴すら居ないかもしれないが覚えると何かと使えるぞ?トレノさんだったら覚えれるんじゃないか?」


 「そうなんですね。珍しい物と知らずすいません。頑張って覚えてみようと思います!ありがとうございます!」


 「もし行使できたら教えてくれ!是非樹属性魔法で作るアポーを食べてみたいんだ!」


 「樹属性では何か食べ物が作れるのですか?」


 「それを、読めば分かるが樹属性の上位魔法にアポーと言う果物の樹が生える魔法があるらしいのだ。一見弱い魔法に思うだろう?だがそのアポーの実の種が伝説の薬エリクサーの原料らしいのだ。まあ一度読んでくれ。見れば分かる」


 「分かりました!どうもありがとうございました!本当にもらっていいのですよね!?」


 「あぁ。例のお礼だ!役立ててくれ!」


 「分かりました!ありがとうございました!」


 「バルさま、私の方からもお礼を言います。ありがとうございます」


 「トレノさんと仲良くな!それじゃあな!」




 「早く帰って読んでみたいな」


 「なら私の登録は見送りましょうか?」


 「いやいや、帰ってから読めるからいいよ!オギゴに行こう!」


 それから転送でオギゴの街の入り口に来たんだけど街の入り方をユウコに聞くのを忘れていたがルクスが魔力を込めるだけでいいと言ったので俺が魔力を込めると普通に入り口が見えて街の中に入った。

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