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度肝抜く 2

 「ふん。お前の短い物差しでも分かるようにしてやったわけだがどう落とし前をつけるんだ?」


 「・・・・・・化け物か・・」


 「ふん。見た目で人を判断するな。俺が魔物なら今頃お前は死んでいた。それで受付の姉さん?あんたはどういう事だ?」


 「そこまで!おいトレノと言う名前だな?ワシはサクソンギルドマスターをしているカルロという。どうかワシの顔に免じてシーラを許してくれないか?」


 "曹長 このマスターとシーラと名乗る二人の顔部位のパーツ適合率75パーさんと以上です 親族と断定します"


 "贔屓しろってことか"


 「上が親族だから贔屓しろとかは関心しないな。だがこれくらいで事を荒げたくもないんだがな。で、何で後ろの奴らが俺達の等級を知ってたんだ?」


 「すいません!!!あの人達と手を組んで初めて見る弱そうな人達をイビリ、素材の買い取り金額を叩いて差額を分け合いしてました」


 「よくもまあそんなくだらない事してるな。お前がそんな事してたらサクソンの冒険者ギルドに人が集まらなくなるぞ。現に俺はここで素材を売る気がなくなった。正直親族だから贔屓しろとか反吐が出る」


 「申し訳ありませんでした!二度とこんな事致しません!どうかサクソンの冒険者ギルドで買い取らせてください」


 「ワシからも謝る。確かにシーラとは親子だか決して贔屓してるわけではなく他のギルドの奴でもワシは守る事に・・・」


 「後ろのボンクラの事は庇ってないがな」


 「それはやはりどこか落とし前をと思い・・・」


 「ふんっ。浅はかだな。俺があんたの立場なら関わった者に謝らさせる。今後このような事はさせない。これだけでこの場を収めてたがな。落とし前がどうとか言うって事は今回だけじゃないって事だな。て事はあんたもこの事を知って放置してた。もしくはあんたも甘い汁を吸ってたわけだな」


 「餓鬼が!舐めるでないっ!ワシはサクソンギルドマスターカルロ。ここまで馬鹿にされ黙って……」



 バキッ!!



 「話しにならねーよ。何がギルドマスターか。あぁ〜先に言っておくぞ。お前から剣を抜いた。俺は身の危険を感じあんたの剣を折った。本当は遠慮せずにこのギルドを解体してやっても良いがそれをすれば他のギルドメンバーが困るからそれは辞めておいてやろう。オギゴのギルドマスターとは知り合いでな。この事はちゃんと伝えようか。お前の上にもし人が居ないなら・・・・」


ドォォォォォーーーーーーーン!


 「間違いなく潰すぞ。・・・・・お前も相手見てから喧嘩売れよな。俺の国なら今頃半殺しだ。じゃあな。先輩」




 「ミラ大丈夫か?ユウコすまん。ここでは買い取りしてくれなかったようだ。オギゴで売ろうと思う。オギゴに行く前にバルさんの所に行きたいがいいか?」


 「こんな所気分が悪いだけですよ。売らなくて正解です!ではバルさんの所に向かいましょう」


 「ミラ?悪かった。おんぶするから乗ってくれ。それで商業区に口だけで良いから案内してくれるか?」


 「いや・・・そんな・・・恥ずかしいし悪いです・・・」


 トレノが・・・ミラをおんぶ!?だめだめだめだめ!絶対ダメ!


 「私がおんぶします!ミラちゃん!?早く私に乗って!!」


 「え!?けど・・・シルビア様にも悪・・・・」


 「早くっ!!!!!」


 「はっはい!」


 「道はどっち!?」


 "なんか、エルフのユウコ物凄く動きが早かったな?"


 "私もエルフ ユウコ様の気持ち分かります ユウコ様の事でCPU使用率が上がる事はなくなりましたが先程の事で一瞬上がりましたが もう大丈夫です"


 "分かるのか!?なんなんだ!?"


 "それは 自分で答えを探してください"


 "なんなんだよ!"













 「パパごめんなさい・・・・」


 「マスターすいません。俺達のせいで・・・」


 「クビだ。シーラ!お前はクビだ!これまで何回も救ってきてやったがもう我慢ならん!二度とここへは現れるな!それとお前達も冒険者は名乗らせない。剥奪だ!もしまた冒険者をしたいならここでは二度とギルドカードを発行してやらん!」


 「そそんな・・・パパ私これからどうすれば良いの!?」


 「そうです!せっかく2等級まで上がったのにそれはあんまりだ・・・二度とこんな真似しねぇ!約束する!」


 「ならぬっ!お前達もシーラも今までワシは幾度となく庇ってやったがもう金輪際家族だからとかなしだ!ワシは今からさっきのトレノって名前の奴だったか!?あいつに土下座でもしてくる!せっかくのあんな素材が手に入る所だったものを・・・早く!失せろ!」







 「シーラ?俺達これからどうすれば・・・」


 「あんた達のせいよ!あんた達が絡まなかったらこんな事にならなかったのよ!」


 「何を!?今まで散々親の脛齧りで生きてきたくせに偉そうに言いやがって!」


 「キャッ!!!!」


 「ふん。おめーにお似合いだ。俺達は元々冒険者で泥だらけだ。おめーも泥にまみれてみろよ。おい行くぞ。こうなれば闇ギルドでも賊にでもなってやる」


 「あのトレノとか言う馬鹿はどうするんで?」


 「決まっている!あんな桁外れの魔力持ってる人間なんかいるかっ!エルフより魔力が多かったんだぞ!?何か種があるに違いない。どうせ、あの迷いの森に居るはずだ。闇夜に紛れ殺してやる」

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