表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/123

第三惑星 地球との関連性とは・・・

 それから俺達は宿に戻り夜ご飯まで少し時間があるので各々の部屋で休憩する事にした。


 "だいぶお金を使ってしまったな。とりあえず少しこの地下都市で帝国の情報を集めようと思うが良いか?"


 "はい かまわないと思います ただたまにはあのポッド近くに寄る事を提案します"


 "大丈夫だ。拠点はあの家にするよ。今はとりあえずこの宿に泊まってるだけだからな。俺の作戦としては帝国の話の分かる奴なんかに接近して帝国の内部に入れれば後は転送で好きなようにできると思っている"


 "まだ帝国の兵士の質が分かりません それに魔法の事もまだまだなので安直な作戦はおすすめしません"


 "ああ。分かっている。何にしてもとりあえず情報を集めよう。ドローンをマッピング辞めさせてステルスモードでこの地下都市に呼べるか?"


 "はい 転送が使えないかと思いましたが普通に転送ができますので大丈夫です"


 "ならステルスモードで色んな奴の会話を解析できる範囲で聞いてくれ。重要そうな会話をしてる奴が居たら教えてくれ"


 "了解致しました"


 せっかくだから買った物も見てみようかな。ユウコを呼びに行こう。


 「シルビア?ちょっといい・・・・か?ってどうしたんだ!?その格好は!?」


 「どうしたってトレノが買ってくれた服だよ!似合う!?嬉しくてすぐ着たかったの!」


 「ああ。美人が更に美人になったと思うよ。この服を買って正解だ」


 「ほんとに!?やったぁ!嬉しい!それでどうしたの?」


 「いや、せっかくだから購入した物を確認したくてな。俺の部屋に来れるか?」


 「いえ、私の部屋にどうぞ?」


 「いや一応女性の部屋だから遠慮したんだがかまわないか?」


 「トレノなら大丈夫。入っていいよ」


 「悪いな。早く俺も魔法を覚えるようにするよ。じゃないとせっかくのマジックバックも使えないしな。ユウコに負担が大きすぎる。とりあえず一つずつ出してくれる?」


 「分かりました!明日から魔法の練習しましょう!それでえ〜と・・・これが調味料類で・・・・」


 "見た事ある奴もあるが何で人間がいる惑星は調味料だけは似てるんだろうな?"


 "それはエクセルシオ加盟国全ての疑問になります これが究明できれば曹長は有名になれますよ"


 "まあ確かに有名になれるだろうな。成分の分析はした方がいいか?"


 "もちろん!曹長に何かあってからでは遅いので今横にステルスモードでドローンを待機させてます"


 "分かった。オレがエルフのユウコに言ってから現れてくれ"


 "了解致しました"


 「今ここにドローンを見えないように待機させてるんだが現してもいいか?それでこの調味料類を俺が食べても大丈夫か調べたいんだ」


 「え!?そんな事まで調べれるのですか?確かに住む場所が違うからもしかしたらトレノには毒かもしれないですね。分かりましたどうぞ」


 それから俺は購入した調味料全てをドローンで解析させ成分を確認したが毒となる物は何もなかった。なかったが不思議な物が数点あった。何種類かはエクセルシオにもある調味料だったが何故かユウコの名前の由来となる太陽系 第三惑星 地球のしかも日本と言う国の調味料と多分似ている物があった。昔、ドローンで地球の料理を調査してる時の情報で俺が公休日に再現したのと同じ味だったからだ。醤油、酢、肉に合うタレ、マヨネーズがあった。


 "ユウコ!?これはどういう事だ!?こんなにも偶然がかさなるのか!?"


 "大変興味深いです この惑星の歴史は分かりませんがもしかしたらかつて星が誕生した時に第三惑星 地球と関連があるのかもしれません"


 "でもこのシャーリュー銀河と天の川銀河は物凄い距離だぞ!?有り得るのか!?"


 "そこはまだなんともいえません これもいつか調査してみますか?"


 "そうだな。いつか調査してみよう。でもまずは知ってる調味料があって良かったよ"


 「ユウコ様とお話しは終わりましたか?」


 「あっ、いやごめんごめん!国の調味料と似たのがいっぱいあって、しかもそれが同じ名前だったから驚いたんだよ」


 「そうなんですか!?トレノが故郷と似てるってなんか変な感じがしますね!トレノの国も実は昔アシュタルト様が顕現したとかじゃないですか?」


 「前々から思ってたんだがそのアシュタルト様ってのは神様だろう?神様なんて本当に居るのか?」


 「当たり前に居ますよ!現にこの世界を作った神様ですよ!?そんな事トレノは言ってはいけません!」


 「おっおう・・悪い。俺の国では神様の話しはあるにはあるが信じてる人も居るけどそれは自分の中で信じてるだけで見た事ある人が居るとは聞いた事なくてな」


 「確かにここしばらくは顕現されてませんがアシュタルト様は気紛れに人間界に降りてくる事もあるのです。その時に前に言ったユグドラシルの木から降りてくるのです」


 「へぇ〜そうなんだ」


 「あっ!トレノったら信じてないでしょう!?」


 「まあ神様の話しは実際見てみないと俺は信じられないな。一応俺達も新年の初任務時は安全に任務が終えれるように祈りはするけどな」


 「むむむ!いつか教会でアシュタルト様にトレノもお祈りしましょう!もしかしたら顕現してくれるかもしれません!」


 「やだよ!めんどくさい!」


 「またそんな事言って信じて…」



 コンコンコン



 「食事の支度ができました!」


 「分かりました!すぐ行きます!」


 「さっ、ユウコ飯食べに行こう!アシュタルト様だっけ?それはまた今度聞くから!」


 「もうトレノは・・・・」





 テーブルに行くと数人冒険者ぽい格好の人と故郷で言う所の大昔の格好のような人が数人と他にも宿泊してる人だろうと思う人達が居た。不思議とユウコがオギゴのお母さんと呼んでいたが他の人達も女将さんやお母さんと呼んでいたのでみんなに慕われてるんだなと思う。座って数分経つと女将さんが料理を持ってきてくれた。この惑星初の知的生命体による料理なんだが、見ただけで分かる美味しそうな肉と恐らく香草だろうと思う草のステーキだった。それと乾燥パンとクリームスープみたいなのが出てきた。


 「すっごい美味そうだ!頂いてかまわないか?」


 「やだ!嬉しい事言ってくるねぇ〜!パンとスープはお代わり自由だよ!それと酒はどうするんだい?」


 「シルビア?飲んでもかまわないか?」


 「トレノの好きにしていいですよ!トレノが飲むなら私も飲もうかな!?」


 「ならエール2つ持ってくるからね!銀貨4枚だよ!」


 「とりあえず小さいのがないからこの大金貨渡しておくけどいいか?多分もう少し飲むと思うから宿を出る時もし余ってたらお釣りを貰っていいか?」


 「あらやだ!男前!チップでくれたっていいのよ!?ふふふ!分かったよ!宿を出る時に返すからエールはここから引くようにするからね!」


 「早速食べよう!」

 

 肉は柔らかく香草の香りと塩胡椒の加減が絶妙だ!肉の油が口に残ってる時にパンを食べる・・・これは正直俺は舐めていた。めちゃくちゃ美味いぞ!!この肉なら無限に食べれそうだ!


 「トレノの食べっぷり凄いですね!」


 「ああ。ここまで美味い料理は故郷でも中々ない。本当に美味いよ!ただこのエールは匂いがキツいな。喉越しはまあまあなんだがな。酒は俺の故郷に軍配が上がるかな」


 「帝都に行けば他の種類の酒もあるんですがどうしても地方ならこのエールとかたまに商人がワインを持ってきたり、商人ギルドのオークションで酒精が強いお酒なんかも出回るのですがそういうのはやはり高いですね」


 「そうか。まぁ贅沢は言ったらいけないな。もう一杯飲もうか。それにパンももう一個たべよう」



 「ふぅ〜・・・食べた食べた!それにだいぶ飲んでしまったな。シルビアは大丈夫か?」


 「私もトレノに釣られて食べ過ぎ飲み過ぎてしまいました」


 「この今の感じが1番生を実感するな。満腹で程よい酔いがある。故郷では軍に所属してたら深酒は絶対できないからな」


 「トレノの故郷の軍の人達はとてつもなく強いのでしょうね。酒も満足に飲めないなんて・・・」


 「まあな。軍に所属している人間が昔酒に酔って事件を起こす事が頻繁にあって、こんな規則ができたらしいんだ。いい迷惑だよ。ただこの規則のおかげで酒による前後不覚はないけどな。あぁ〜、そろそろ部屋に戻るとするか」


 「そうですね。明日はどうしますか?」


 「とりあえず久しぶりに布団で寝れるから午前中は寝させて欲しい。午後前に起きるからギルドで簡単な依頼を受けよう。その道中で魔法を教えてほしい」


 「分かりました。私も午前中は寝ますね!じゃあトレノ・・おやすみなさい」


 「ああ。おやすみ」


 "ユウコ?今日は酔いは醒さなくて良いぞ"


 "はい そう聞いてますのでそのつもりです このままアップデートして寝ますか?"


 "そうだな。朝方まで深い眠りにしてくれ 日が昇る前に夢に出てきてくれ"


 "覚えてくれてたんですね ありがとうございます 了解致しました おやすみなさい曹長"


 "ああ。おやすみ"

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ