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焼きそば作り

 昨日の夜にミラとある程度候補をあげた地球料理を次の日ユウコに伝える。


 「おはようユウコ。昨日は遅くまで話していたんじゃないのか?俺の方が早く寝てしまっていたな」


 「ごめんなさい!こんな事滅多にないから」


 「まぁいいさ。それで例の屋台の事なんだがお金はあるが手間をかけるのはさすがに面倒だから粉物の料理にしようかと思う。お好み焼きなんかどうだ?もう一つは焼きそばという料理にしようと思っている」


 「焼きそば!?焼きそばとは!?」


 「簡単に言えば麺料理なんだが・・・食べさせた方が早いよな。ルクスが居れば早いんだが・・・」


 「曹長!!おはようございます!ただ今戻りましたッ!!!」


 またタイミング良く帰ってきたな。


 「おかえり。どうだった?」


 「ルクスおかえり」「ルクス様おかえりなさい!」


 「二人ともただいま。お酒の方は蒸留器ができましたので少しすれば第一陣は作れますよ!ある程度作り熟成させましょう!それと焼きそばですね!?拠点に戻り用意しておきます!11時頃に戻ってこれますか?」


 「あっ、あぁ。帰ってそうそう悪いな。頼む」


 「了解致しました!ではっ」


 なんか上機嫌だな。仕事が捗ったのか?


 「とりあえずルクスが作ってくれるみたいだから食べてから考えてくれ。とりあえず宿の片付けをしよう」


 二人ともがお腹空いたと言うので軽く宿が出してくれたパンを食べ、ルイン達もたまたま時間が同じになり軽く挨拶をして、昨日とは違う本当の雑談をして別れた。



 転送で拠点に戻るとさすがルクスと言ってもいいくらいに既に出来上がっていた。


 「曹長のお腹の空き具合的に4種類の味を真似て作り全て一口分ずつです。お試しください」


 「ありがとう。ミラもユウコも食べれるか?」


 「さっきまでお腹は空いてなかったのに今は空いてきました!これは見た事ない料理ですね!?楽しみ!!」


 「ミラも楽しみですっ!」


 『また地球の料理か?あーしも食べてみたいんだけど?』


 「残念ね。曹長達3人分しか作ってないの。ルカはまた今度にしてくださる?もし、自分で作れるなら食べれるでしょうね?ほほほ」


 いやまた変な張り合いか!?別に一口くらい食べさせてあげれるだろ!?


 『あーしが人間の料理ができないみたいな言い方ね!?』


 「はぁ〜。ストップ!もういいぞ!!ルクス!ルクスが作った物だが一口食べさせてあげなさい」


 「了解しました!ルカ?良かったわね?曹長の方を向いてちゃんとお礼を言うのですよ?」


 最後までルクスはルクスだな。まあいい。食べてみよう。


 「美味いッ!!これは美味いな!?よくこの味付けができたな!?」


 「麹菌というのがこの惑星にはいないのですが、この蒸留器を使いこの花の中にいる微生物を大豆擬もどきに擦り付けると地球の麹菌と同じ作用を働き本場の醤油に近い物が出来あがりました」


 「いまいち分からないが・・・」


 「簡単に言えば害のないカビを発生させ蒸留器で発酵期間を短縮できると覚えていただければ。この微生物は麹菌と同じデンプン、タンパク質を分解しグルコースやアミノ酸を糧とし増えます」


 「まああれだ。良くやった!!ありがとう!ミラもユウコもルカも食べてくれ!アグニ達も食べるか?」


 『おれっちは要らないぜ!ユウコの魔力をくれ!』


 「はいはい!どうぞアグニ」


 「トレノ様!?ルクス様!?美味しい!これ美味しいです!!」


 『ふ〜ん。ルクスも中々やるわね?これは中々美味しいわよ?』


 ルカも認めてくれるか。決まりだな。お好み焼きじゃなく焼きそばにしよう。そう言えば麺はどうしたんだろう?


 「曹長?麺の事ですね?この麺はこの惑星の小麦を使いボアの骨を出汁に取り練り合わせ作りました!私も初めての試みでしたが案外上手くできたと思っています」


 「あぉ。違和感がなかったから最後まで気が付かなかったよ。ルクス?これの作り方を紙に書いてくれるか?ミラとユウコに教えてくれるか?」


 「了解致しました!ミラ?ユウコ?この後から作り方教えますわよ?」


 なんかまた口調がおかしくなってる気がするが・・・。俺は屋台のテントなどを調達しよう。場所なんかもギルドマスターに聞いておこう。








 "オリビアどうだ?"


 "はい 人間の行動に害がある成分は見つけられません 安全な場所を見つけ不時着して痕跡を見つけましょう 後70時間程お待ちください"


 "分かった。人間が繁栄してるのか?"


 "現地の人間はまばらですが住民は居ます。ただ科学の痕跡は見られません。それにエクセルシオ加盟国全ての国が食物連鎖上位は人間ですがこの惑星は違うようです 大型の動物がいます あれは人間には脅威でしょう"


 "大型と言っても武器を持った人間が敵わない生き物はそう居ないだろう?それに原始生活レベルではないんだろう?"


 "ミシェル中将 それはハラスメントに相当します"


 "いや馬鹿にするつもりではないが訂正する。それでどうなのだ?"


 "はい 文明レベルはエクセルシオを10とすれば4くらいでしょうか 科学が発展していないので位置付けは絶対ではありませんが今の段階ではこのくらいです 到着までにもう少し調査しておきます"


 "分かった。引き続き頼む"

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