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聞かされた話

作者: 空野 双葉

お前は賢い子だから大丈夫だよ。つらかろうとお前は死なないよ。死なないんだから、無駄な事を考えるのはおよしね。お前はきっと八十半ばでやっと死ぬのだから、死ぬことばかり考えていては埒が明かないよ。欲しがろうとも寂しがろうとも恨もうともどうせお前は死なないよ。お前には絵も音楽も美しさも無いのだから本当は勉強をせねばならないんだ。だのに、このような怠慢ばかりでは成せるものも成せなくなってしまうよ。もう泣くのも怒るのもおよしなね。お前は今、自分自身を恥じなければならない。そしてそれをお前は自覚しなければならない。お前に才能は無いのだから、死んでも価値を見い出してもらえないよ。自己満足に使われるのなんて、お前の望むところでは無いだろう。才能が無いのは仕方の無い事だよ。お前ばかりが悩んでいる訳でもなかろうからね。お前は、死ぬときに惜しまれたいんだろう。ならば、そのままではいけない。賢くならなければいけないよ。

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