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第8話 魂には肉体を、肉体には魂を。

ここの話は結構重要な部分かも知れません。

若干書くの難しかったので、もしかすると加筆修正するかも……

まー頑張って書いたから、ブクマしてくれよなw

してくれないとさみしいぞ。

書籍化狙って賞だすぞー!

そして僕は、真っ白な少女の神様に聞いていい事なのかはわからないが、少し暗い顔で聞こうとしていた。



「あの、その……僕達って……なんで!」



そして聞こうとした瞬間、少女は地面から飛んで、僕の口に人差し指を当てて止めた。



「それは、まだ……まだ聞いちゃダメなのだ。

まだ知らなくていい事なのだよ……わかった?

それとその事については、時期が来れば……きちんと話すのだ」



そして真っ白な少女の神様は、僕の口から人差し指を離し、ニコッと笑いながら、ふわふわな髪を弾ませて地面に着地すると、アッと口を大きく開けた。



「そっそうなのだ!

とっても、とっても大切な事を忘れていたのだ!」



真っ白な少女の神様はそう言いながら、俯き加減で少し気まずそうに話した。



「ごめん、なのだ……彼等を、その……元の状態で、生き返らせる事が出来ないのだ……

だけどあなたには、この人たちが、きっと、きっと必要なのだ。

だから私の提案を、受けて欲しいのだけどいいかい?」



僕は首を落として、低い声で答える。



「どうして……どうしてなんですか……

ちゃんと、生き返らせれないのに……なんで

それに提案ってなんですか?」



真っ白な少女の神様は、そんな僕の悲しそうな表情を見て、少し苦しそうにしている。


そして真っ白な少女の神様は、僕に一つ提案したのだった。



「彼等をちゃんと生き返らせる事は出来ないのだけど、それはあくまで肉体ごと、という事なのだ……

魂のみなら、何か器に入れれば復活する事は出来るのだ……どうするのだ?


それと、君にしか選択する権利はないのだ。

なんでかって言うと、彼等の肉体はすでに、ただの飾りになってしまっているのだ。

だから君にしか選べないのだ。

そして君が選べば、彼等は消滅せずに済むのだ。

どうする?」



僕は真っ白な少女の神様にそう言われてから、この世界にきてから一言も喋らない彼等を見ながら、僕はこんな事を思ってしまった。


真っ白な少女の神様が言う通り、「ただの置物」じゃないかと、僕はそう思ってしまったのだった。


確かに彼女が言う通り、魂の存在は確認できるのだけど、魂のみがあるだけで、意思疎通が全くできない肉だ、肉塊だ。


彼等の目は見えているのか、彼等の耳は聞こえているのか、彼等に感覚はあるのか、彼等に嗅覚はあるのか、彼等の舌はきちんと味を認識出来るのか?


その答えは全てNOだ。


何故NOなのかは、見ればわかる……そこには魂しか無いのだから、そして僕の瞳に映っている彼等の肉体はすでに機能していない、肉塊なのだから当然である。


あくまでも魂を入れておく、ただの入れ物になっている様なのだ。


魂は魂であり、肉体は肉体である……


故に、どちらか一つだけ存在していても無駄なのだ。


どちらとも存在していなければならない。


魂だけでは何もできない、肉体だけでも何も出来ない、その二つが交わり、調和する事により、心であったり五感などがようやく目覚め、意思疎通が行えるようになるのだ。


その為に、魂には肉体を、肉体には魂が、必ず必要になってくる。


そして、真っ白な少女の神様は僕に言った。



「条件付きではあるのだけど……彼等の魂と調和できる物質、もしくは肉体があれば、部分的に生き返る事が出来なくもないのだ……。


そしてその器に選べるのは地上にいるものではなく、君にしか無理なのだ……言っている意味はわかる?」



僕としか調和できない理由はイマイチわからなかったのだが、彼女がそういうのであればそうなのだろう、なんて言ったって相手は人間でもなく、魔族でもなく、神族なのだから。


僕の知らない事を知り尽くしている相手なのだから理解する必要が、思考する必要が全くないと、僕はそう思った……彼女に全て聞けば良いと。


信用していたのだ……根拠も何もないのに。


だけどそうさせるほど、彼女は何故か信用できた……

きっと大丈夫だという、そんな雰囲気が彼女にはあったから、そして僕は一つ質問した。



「どうして、僕にしか無理なんですか?」



すると彼女は、真っ直ぐな目をして僕に言った。



「君が仲間の事を心から……いや仲間だけではないのだ……。


まー君は色々な者の、物の気持ちを考えられる優しい心があるから……だから君は器になれるのだよ

思いやる気持ちは絶対に忘れちゃダメなのだよ、わかったかい?」



僕はコクリと頷き、彼女は優しい声で僕に言った。



「それじゃー始めるのだ、準備するのだ、生き返る準備をするのだ」



そして文字通り、真っ白な少女の神様は僕たちの為に準備を始めたのだった。

ここまで読んだらブクマに感想だ!

それと違和感のある部分を言って欲しいである。

この8話の、結構悩んで書いてたから。

自分的には若干違和感ありですw

おねげーします

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