第7話 全てを知る、真っ白な少女の神様
さーさーこっからが魔王様の冒険が少しずつはじまりますーまだだけどね!
よければブクマやぞ?素直にするんやぞ?
いっぱい読んでるのは知ってるんやからなw
そして今現在、僕たち11人は何やらよくわからない場所にいるみたいだ。
僕らの瞳には、色とりどりの花に、雲ひとつない快晴の空、大きな音と飛沫を立てながら、ひたすらに下に落ちていくとても透明な水、小さな動物達に、幻想的な動物の群れと、謎の少女が僕達の前に現れる。
身長は140センチほどだろうか、僕よりもはるかに小さい、そして髪の色は、全てを清めてくれるかのような、透き通るような白色であり、髪の長さは地面につきそうなくらい長い、とてもフワフワな髪だ。
きっと毎日丁寧にお手入れしているのだろうと、僕は勝手にそう思っている。
目は垂れており、とてもまん丸く、優しい目だ。
そして勿論、瞳の色も綺麗な白、ホイップクリームの様な白色だ。
肌もシミひとつない、とても綺麗な、きめ細かい白い肌をしている。
まるで僕の記憶の中に、曖昧に残る彼女のようだ。
全てが白、僕達の嫌な事を、洗い流してくれるかのような美しい白色だ。
それに対して服は、真っ黒なワンピースを着ている。
そんな小さな少女の、肌が白いせいか、黒色のワンピースが映えており、とても綺麗に見えた。
そして、真っ白な少女は口を開け話始めると、僕はビックリして固まっていた。
「ヘイ、ユー!ヤッてみないかぁーい!
イェア!ヒィィェア!」
固まった理由は分かっていただけだろうか、こんなクソ可愛い見た目をしながら、なにやら少し頭がおかし……いや、間違いなくおかしい。
そして、そんな事を言っては可哀想だろうと、僕はそんな風に思い、あえて何も突っ込まなかった。
突っ込んだ方が良かったのだろうけど……そして僕もそんな少女に便乗して、ノリノリに答える。
「イェア〜! ヒィィェア! ゥウゥウウゥ!
なにを、やるんだ、色白美少女、君は一体、誰なん、だ! yo!」
そう答えると、色白美少女はクスクスと笑い、両手を顔に覆っており、耳が赤くなっていた。
「あなた様は、とっても優しい人なのだ……
あんなふざけた乗りに乗ってくれるなんて、魔王の中では今までいなかったのだよ……
基本的にはあれやったら……魔王達は、わたくしのこと殺そうとするのだ! 許さないのだ!
場合によっては、美しすぎるわたくしの体を求めて押し倒そうとしてきたり……するのだ! ロリコンなのだ!
神様に対して本当に無礼なのだよ……
そして……ようやく、ようやくこっちの世界で出会えたのだ! 君の事をずっと、ずっとずっとずぅーっと長い間待っていたのだ! 待ちきれなかったのだ!」
何やら真っ白な少女の神様は、興奮気味だ。
今来た僕にとっては、一体何のことなのかはわからないのだが、真っ白な少女の神様は、僕の事をずっと前から待っていたのかのような、そんな口振りをしている。
そして僕は、とりあえずほかの魔王達に変わり、一応真っ白な少女の神様に、今までの魔王達の無礼を謝罪し、その後質問した。
「その件に関しましては魔王たちがすいません……
それとなのですが、僕の事をなぜ待っていたんですか?」
クスッと笑い、答える真っ白な少女の神様。
「フフフ、わたくしはあなたの事をずっと見てきたのだ。 何を見てきたか?
人間とも普通に接し、困っている人がいれば助け、人と共に生きる事が出来た、とても特殊な魔王と、家来たち……
そしてそんな君達を見て、私は、新しいもう一つの可能性に気づいたのだ……
魔族と人間が仲良くし合える世界を……
奪い合う世界ではなく、求め合い、助け合うそんな世界を、きっと、きっと君達なら作れるのだ……
そして我らの神が創り出した負の遺産を、救ってやることが出来るのは、君のような者だけなのだよ!
だから、その……ちょうど頃合いかなーと思いまして……強制的に殺しちゃったのだ……。
ごめちょなのだ……
魔王の入れ替えの時期だったし、ちょうどよかったかなって……そう思ったのだ」
なにやら最後の言葉は聞き捨てならないぞと、僕は思いながらも、今思えばこれはきっと、目の前にいる真っ白な少女の神様からの救いの手なのだろうと、そう感じている。
というより、そうとしか思えない……そして僕らの記憶は皆んな欠損していた。
死んだ時の記憶が全くなかったのだった。
一体、誰に、どんな風に、殺されてしまったのかを僕達は、綺麗サッパリ全て忘れていた。
知っているのは恐らく、目の前にいる真っ白な少女の神様だけなのだろうと、僕はなんとなくだけどそう思っていたのだった。
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