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第21話 氷の魔王の分身

書き終わってはいるんですけど少し長かったので小分けだしですー

書くの楽しいである。


「魔王様、今から言う事を実践してください。

敵の仲間の中に潜んでいる、氷の魔王の親族を……………………………………してください。わかりましたか?」



オロバスからそう告げられると、あまり気乗りする作戦ではなかったが、彼の言う事には間違いが無いため僕はその作戦を行う為に、とりあえず氷の魔王とにた魔力を持つものを探索した。



「どこにいる……ん? え…………まてよ、こいつら全員そうじゃないか? こんな事ってありえるのか?」



オロバスは冷静に答えるが、心が繋がっているため動揺していることが伝わってくる。



「ありえるみたいですね……信じ難いのですが、氷の魔王の親族ってわけではなく、この村にいる魔族どもはみんな氷の魔王の魔力を元に作られた分身の様な存在ですね……」



そして僕は奴がまだ本気を出していない事に気づき、湖で戦うのも正直なところ不利になるのでは?と少し感じ始めていたが、それでも今より状況が良くなる可能性のある方に、僕は賭けに出る。


奴の魔力から作られた、部下擬きの分身をさらう事を。


オロバスもそれに合わせて僕に指示を出し、魔力探査の中でも、強大な魔力を持つ者だけをピックアップし、そいつらをさらいに行ったのだった。



「魔王様、村の教会に2つほど強い魔力を、それとあちらの民家の中にも1つ、森の中には15ほど感じ取れます、他の雑魚は放置してとりあえず森に潜んでいる奴らを拉致してはいかがでしょうか?」



僕の知恵であるオロバスがそう言うと、その通りに事を進めるため氷の魔王からは距離を取り、全力で下に加速して森に突っ込んでいくと、僕の目の前には屈強な悪魔供が現れ、みんな口を揃えて言った。



「ひぁぃぁぃい!!!

最高のよ、よ、よ、よ、幼女が目の前に、、、ロリガキが目の前にいるぜぇぇぇえ!

捕まえて…………ひゃひゃひゃひゃっ!

食ってやる! ガキはうめぇーんだよ!」



悪役というか変態というか、そんなよくわからない発言に僕は困惑しながら頭に手をついてため息をつく。


そして僕は、そんな氷の魔王の分身如きに遅れを取ることは無く、大きな炎の檻で閉じ込め炎の鎖を巻きつつけると、そのまま森の中を突っ切り最速で湖を目指すために燃え盛る炎の翼を羽ばたかせる。


分身が捕まる光景を、見ている事しか出来なかった氷の魔王は、爪を噛みながら少し悔しそうにしているようだ。



「あいつらぁーまさか、私の能力に気付いたかなぁ〜?

いや、まさかそんな訳は……普通なら気づけないはずだぞ?たまたま魔力探査でもしたのかなぁ〜?

はぁー、まぁ〜そんなことはどうでもいいかぁ〜私を誘ったこと、後悔させてあげるよぉ〜

いいかなぁー? いいよねぇ〜! ウフフフ♡」



そして氷の魔王は、冷静さが少しばかり欠けていたせいなのか、まんまとエサに釣られて4分ほど飛び回りながら、ウネウネと森の中を進んで行く僕を追いかけてき、いつの間にか目の前には狙い通り大きな湖が現れた。



「ふーん……分かっちゃいだけどそういうことかぁ〜

やっぱり力の弱い私は、君に舐められてるんだよねぇ〜

そういう事でいいのかなぁ? ん?」



力で劣っていると、舐められていると勘違いしている氷の魔王は、少し怒り気味な声のトーンで、僕に言うと、炎の檻の中に入れていた仲間たちを吸収し始めた。



「あぁー、みなぎってくるわ……久しぶりのこの感じたまんないなぁ〜自分が元に戻っていく感じ凄くいいなぁ〜最高の気分だよぉ〜あぁぁぁあ!ゾクゾクするぅぅう!ウフフフフフ♡」



分身を吸収した魔王の氷の翼は、2枚から4枚に増え、氷の角はさらに大きく、禍々しい魔力を蓄え、全身からは先程とは比べ物にならないくらいの魔力が感じられる。


因みにだが、彼女はまだ全力ではない……吸収するべき分身がまだまだ村にも居るからだ。


そしてそんな強い魔王に僕は恐怖を感じ、少し手が震え、そんな僕は僕自身に、自己暗示のように心の中で繰り返し唱える。



「怯えるな、怯えるな、怯えちゃダメだ……気持ちで負けるな……こんな事じゃ何か守りたい時にきっとまた守れなくなっちゃう。

また?……何だ?記憶にノイズがかかって思い出せない……まぁー今はそんな事はいいや、それじゃーここで決着を付けるよ、グリアス!」



そして僕は、ノートをボロボロにされた事、村人達を傷つけられた事、恐怖に陥れた事、村を壊されていた風景を頭の中で思い出していくと、怒りが高ぶり炎の色が赤色から徐々に青色に変わっていく。


さらに熱く、今よりももっともっと熱く燃えていき光が混じり合うとやがて、炎の色は白色に変わり、目の前の湖は軽く蒸発し始める。



「この一撃で全部終わりにしてあげるよ、因みに彼の呪いは癒しの力で全て無効化したよ

命乞いはしなくていいのかい?」



氷の魔王も全開とは言えないが、その攻撃に負けず劣らずの透き通るような、密度の高い氷を生成し水蒸気をも凍らせ、氷の弾丸を生成した。



「命乞い? 笑わせないでくれるかなぁ〜私が君ごときのヒヨッコちゃんに命乞いなんてぇ〜するわけなだろ!」



氷の魔王はそう言うと、無数の氷の弾丸を秒速2キロメートルで飛ばしながら、さらに僕との距離を詰めながら頭に生えている二本の角の間に魔力を集中させ、小さな球体状の膨大な魔力の球を生成した。


そして僕はその飛んでくる氷の弾丸は全て、体に触れる前に蒸発させ攻撃はしっかりと防ぐと、両手を縦向きにひっつけ氷の魔王と同じく、膨大な魔力を圧縮して、圧縮して縮めていくと綺麗に白色に発光する球が生成され互いの距離が十分に近づいたのを見計らって、同時に打ち出した。



「これで終わりにしてあげるねぇー♡

ウフフフフ、しねぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!」



大声で叫びながら氷の魔王が言うと、僕はニコッと笑いながら言った。



「負けるのは……………………あなただよ!」



そして放たれた氷の魔力は、放射状に広がり地面をバキバキと凍らせながら近づいてきていた。

読んでくださりあざます!

賞とれないかなぁーーーー

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