小さな恋のお話
初短編です!
文章おかしかったらごめんなさい!
ぜひ感想や御意見お待ちしています。
続きを読みたい方もおしらせくださいー(いないと思いますが…
「おはよ!涼平くん」
ばんっと僕の部屋のドアが開く。
「よ。おはよ。男の子の部屋にノックもせずに入ったらダメですよー。」
「今日から高校生だね!ドキドキするなあー」
完全にスルーされた。
「ゆりあの身長じゃ高校生値は見えないけど」
「なによー!!自分が175センチもあるからって!!」
むっとして頰を膨らませている彼女、ゆりあの身長は150センチくらいしかない。
耳の位置での二つ結びに大きな目も幼く見られる原因だと思う。
「高校生になったら何か変わるかなあ?」
「さあ?そう簡単に変わんないんじゃねーの?」
「だーよねぇー」
くだらない話をしているうちに時間は刻々と過ぎてゆく。
そして、
「涼平くん!!大変だあ!!!バスがもう来てる!!」
僕の部屋の窓から下を見ていたゆりあが叫んだ。
***************
あの後、
何か変わるかなあ?
さあ?変わんないじゃねーの?
がフラグになってマンガみたいな展開になり僕に彼女ができることも、ゆりあに彼氏ができることもなく夏休みとなった。
今日は数学が苦手なゆりあに宿題を教えている。
「あつーいーー!涼平くん、休憩にしよう。」
「はえーよ。まあ、暑いしいっか。」
しばらくゲームなどで遊んでいたが飽きてきた。
次は何をしようかとジュースに口をつけながら、宿題という本来の目的を忘れて考えていると
「涼平くんは……さ、す、好きな子とか……い、いるの!?」
いきなり、過ぎて飲んでいたジュースを吹き出してしまった。
「え!?なにいきなりどうした!?!?」
「え!?い、いやだって涼平くん女の子にいっぱい告白とかされてるのに断ってるし……」
「いや、それはゆりあも一緒だろ!」
ゆりあの顔が赤いのは暑さのせいだろうか。
「だっ、だって私は好きな人いるから……」
頭を岩で殴られたようなショックを受けた。
そして、ああ、僕はゆりあのことが好きだったんだと初めて自覚した。
今まで「付き合う」とかピンとこなくて告白を断ってきたつもりだったけど、そうじゃなかったんだ。
ゆりあが近くにいすぎて気がつかなかっただけで、僕はゆりあのことしか見えてなかったんだと気がついた。
「だ、誰なんだよ。好きな人って。」
さらにショックを受けるとわかっているのに聞いてしまう。
「涼平くんこそ、教えてよっ!わ、私が最初に質問したんだから!」
ゆりあがさらに真っ赤に頬を染める。
「……いるよ。好きな人」
「……そっか。」
答えたゆりあの顔は心なしか悲しげに見える。
「じゃあ、僕の質問にも答えてよ。」
「えっ!?今!!やだやだ無理無理!!!!!!」
またゆりあの顔が赤くなる。
「僕は答えたんだからいいじゃん。」
こうなったらもうやけくそだ。
「……じゃあ、言うけど僕はゆりあが好きだよ。ずっと近くにいすぎて気がつかなかったんだ。でも、やっと気がついた。ゆりあが僕の好きな人だよ。」
ゆりあには好きな人がいるのに。困らせるとわかっているのに言ってしまった。
きっと困っているだろうと思いゆりあの顔を見ると、頬には涙が伝っていた。
「えっ!ごめん。そんなに僕のこと嫌いだった!?」
「ちがうのぉー。ちがうよ、涼平くんー」
ゆりあは泣きじゃくりながら答える。
「私ね、ずっとずっと涼平くんが好きだったん、だよ。でも涼平くんモテるし私となんかい、家が近いから一緒にいてくれてるだけだと、思ってたから、びっくりしちゃって、う、嬉しいーーー」
「え……」
僕もかなり驚いている。ゆりあが好きだったのは僕だったってこと?
頭が追いつかないうちにゆりあが僕に飛びついてきた。
「大好きだよ。涼平くん。」
僕はゆりあをぎゅっと抱きしめ答える。
「僕も。これからは、幼なじみじゃなくて恋人として一緒にいよう。」
ー僕らは笑顔で笑い合い、そっと唇を重ねた。




