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Egoism  作者: 篠森ヒロヤ
8/13

1日のどこでもない時間

投稿、大変お待たせしました。この話は第1話の主人公目線のプレイバックです。火曜日に入るとか言っていたのにごめんなさい。かなり長いですが、事件の真相の9割はここでもう言ってしまってますw読者に推理させる小説じゃないから問題ありません。

前置きが長くなりましたが、本編をお楽しみください。

 何か強い衝動に引きずられるように、思わず外へ出てきてしまった。12月の18時前というと夕日の残照ばかりであたりは昏い。市街地側ではクリスマスの暖かい色の明かりが灯りだし夜が始まっている。


 前方から談笑している中高生ぐらいのグループが近づいてくる。見覚えのある顔ぶれであいつらだとわかるのにさほど時間はかからなかった。繁華街の中心からこちら側、つまり学校や彼らの家がある郊外側へと歩いてくる。きちんと門限(?)を守って帰ろうとするあたり意外とまじめだな、、とか思う前に体はあいつらの行く方向に向かっていた。


 一定の距離を取りつつ、尾行していると交差点で赤信号に引っかかった。あいつらが立ち止り、俺も立ち止る。すると、会話が聞こえてきた。


「幸崎ってさ、付き合い悪いよなー。」


「そうそう、みんな中学校最後の大会だからこうして打ち上げもやってるのに」


「やっぱり、協調性がゼロなのよ」


「大体、あいつって県大会でも何一つとしてやってないじゃない。でもさ、仮にもチームメイトじゃん?だから一緒に九州大会行こう、って話したのに、何あれ?向こうはこっちのことチームメイトとか何にも考えてないじゃない!」


「ぶっちゃけウザいよね」


「病気とか言ってサボってさ」


「ネガティブだし卑屈だし、あいつがいるだけで士気が下がる。」


「そのうえ、あいつたまに『ユノ・・・』とかつぶやくんだぜ?あと校舎の裏とかで桜並木に八つ当たりしてるらしいぜ?」


「なにそれキモッ!!」


「ユノって高神だよな?高神も高神でウザかった。」


「気まぐれだし、考えが筋道通ってないし。」


「空気読めないし。」


「いじめられてもしょうがない奴だったと思うよーwww」


「幸崎もあんな奴しか友達いねーのかよw」


「狂人は狂人どうしで仲良くやってりゃいいんじゃね?」


「それもそうねー。まじであいつも退学せんかなー?」


「高校まで来るとかw2人とも精神科行けよwww」


 あいつら、ユノまで貶しやがって。血液が熱く、炎のようにこの身を焦がす感覚。外に出る時感じた衝動が全身を突き抜ける。


 殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。

 殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。殺したい。ころシたい。ころシたい。コロしたい。コろしタイ。ころシタい。コロシたイ。


コロシテヤリタイ。


 その時、突然、西沢が何かに憑かれたように和泉公園の方に、角を曲がって走り出していった。それに合わせてあいつらが追いかけていく。西沢が和泉公園に入った時、俺は千枚通しと牛刀をカバンから取り出し奴らの一番後ろを走っていた水上の背中を刺した。次にうつろな目で走っている西沢の心臓をめがけて刃を突き立てる。怯んだ残りの奴らも同様に刺していった。次々に倒れていく生暖かい骸。血が甘い。愉しい。


「・・・だめだね。もっと無残にしたい…」

腹を掻っ捌いたり、眼球をえぐったりした。血飛沫が舞う。ぐじゅぐじゅと人間を崩していく。生きていたものがただのものに変わる瞬間。全身に一気に突き刺しては抜く。その感覚がたまらなかった。


ふとその時、岬が口を開いた。なんだ、こいつ死んでなかったのか。


「あんた・・・もしかして、幸崎?」


「違うね。俺は・・・」


俺は炯。幸崎、ってなんか真っ赤な他人に間違われたし。俺はお前らのことは死んでも忘れないつもりだったが、そっちは全く気にもとめてなかったって訳だ。


「炯。お前、そんなにユノのこと狂ってるって思ってた?お前らの方がよっぽど狂ってると思うけど。まあいいや。あんた、まだ口がきけたんだね。ま、とどめを刺す前に言っとくよ。次ユノを侮辱したら、地獄を見せてやる。あ、そっか。今から逝くのだから関係ないかwww」


とどめにもう一回、奴の心臓に千枚通しを突き立てる。ようやく奴の動きが止まった。奴の目から光が消えていく。


「最高だよ・・・君達のその顔。フッ・・・ハハハハハハハ!!」


 俺は千枚通しと牛刀の血を拭い、カバンにしまった。まだこの場所に居たかったが、そろそろこの場を離れなければヤバい、そんな予感がした。


顔を手の血を拭い、コートを着て、俺はその場を離れた。


第8話、いかがでしたでしょうか。この回はモブのセリフ(特に悪口)やグロ描写を書くのにエネルギーをガリガリ削られました。分量も多いですし。

こんな作品ですが、これからもよかったらご付き合いください。

ここで、補足をさせていただきますと、西沢君は実際この時何かに取り憑かれてます。

 ・・・ようかいの~せいなのねそうなのねっっ!!!(これが言いたかっただけで違います。すみません)

ちなみに、サブタイトルの由来は、次回分かりますw

それでは、また次回もよろしくお願いします。

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