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Egoism  作者: 篠森ヒロヤ
7/13

幕間 亡霊の声

本編は休憩し、モブキャラの紹介です。モブキャラの説明をどこに入れようかと思い、迷ったので急遽ここにしました。ここも書いてて楽しかったです。

 体が軽い。あんなに全身に激痛が走っていたのがウソのよう。足元には深い夜の闇。だんだん目が慣れてきて見えてきたのは、横たわった黒い影が7つ。

 ―やっぱり、あたし、死んじゃったのかな。確か、ケイ、とかいう人が何か言っていた気がする。・・・って落ち着けあたし。まず自分が幽霊になっている時点でツッコミ所だ。


 改めて自己紹介するとあたしの名前は みさき 加奈子かなこ。ほんとは生きてるうちに言いたかったんだけどね。で、あたしの一番近くに横たわってるボブカットのカワイイ女の子が 茅田かやた ゆい。科学部の副部長であり、技術班女子チームのリーダーという頼れる、あたしの親友。今は傷だらけで顔も体も血で赤黒くなって見るに耐えない姿だけど、ホントに可愛かったんだってば。


 もう一人の女の子、近くにメガネが落ちてるのは 朝倉あさくら 舞衣まい。うちらのチームの発想力とボケ、操縦担当。こいつはマジでいじりやすくて、ノリもいいからこいつがいるだけでテンションアがる。一緒にロボット「ミンミンゼミ1号」、作ったよね~。


 で、こっちにいる一番ガタイがいい男は 日下部くさかべ 康政やすまさ。こいつは女子チームの助っ人で一番機械いじりがうまい。人相もお世辞にもいいとは言えないから、不良と間違われたりするけど、話の分かるいいやつだよ。活発で社交的だから、科学部生物班にこりゃまたカワイイ1年生の彼女さんがいるんだよね。全く、リアル美女と野獣。リア充爆ぜろっ!w結果、笑えないことになっちゃってるんだけどさ…


 そしてこちらの短髪の美丈夫はわれらが科学部部長、西沢にしざわ 道也みちや。イケメン、全国模試も常に1位の天才、頼れるナイスガイと来ればモテそうなもんだけど、何せ重度の理系オタク。だってあいつに理科でも数学でも語らせてみなよ!延々と語り続けるんだよ?!おまけに外国語は中3にして英語はもちろん、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語etc…と中国語までマスターしてるんだよ?

ヤバい。いい意味で反則だよチートだよ…でもこいつもちゃーんとあたしたちの話も分かるし、勉強も教えてくれるとわかりやすいし、部長にふさわしい人格者なんだなー。


 向こうで2人一緒に倒れてるのが、青木あおき 恭平きょうへい水上みなかみ あきら。いつも2人でつるんでたやつらだけど、これがなかなかのベストコンビでして。

 青木は見た目はパッとしないやつだけど、操縦に関してはプロフェッショナルだったから、こいつだけは特別に個人戦も出てたんだけど、ポーカーフェイスを崩さずラジコン型ロボットを操り、得点を重なる姿はなんというか、その、恐ろしいというか、近寄れない空気が出てた・・・個人戦はこいつ準決勝まで行ったんだけどなー。

 水上は背が低い方で、普段寡黙なんだけど、手先がこいつもめちゃくちゃ器用で機械の製作とメンテナンス担当だった。あと、不思議な愛嬌をもったやつだったな。


 成績は団体が女子チーム、男子チームともに九州でベスト8止まりだったけど、このメンバーで大会に出られてホントにラッキーだったし、最高だった。ほんとに大好き。中学校3年間で一生忘れられないやつらだよ。この出会いにはマジで感謝。


・・・ただ、ここにいないもう一人のメンバーがいる。そう、幸崎那由多。

 あいつはいつも意識がこの世にはないような面下げて、正直不気味だった。自分から他人に関わろうとしないからいつでもぼっちだったし、独り言も言う、頭がヤバいやつだってひそかに学年でも有名だし、同じ部活なら猶更できるだけ関わりたくなかった。無気力気取った中二病、という例えがしっくりくる。おまけに作業ものろまだし、人の話は聞かないし、1回で話を理解できない愚鈍なやつだし、病気と言ってサボってて、もう部活内でも、あいつは無視しよう、って話になってた。


 まさか、あいつなわけないよね。似てたけど。

幕間、いかがでしたでしょうか。厨二でシリアスなサブタイトルで引かれた方もいらっしゃると思いますが、むしろ逆を狙いました。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。この1話と幕間の語り手の亡霊は、主人公が特に大嫌いな女なので、バカっぽく、賑やかに書きました。まあ、これはこれでバランスとれただろうし、いいでしょうw あと、語り手が主人公の漢字間違えてるのは絶対わざとです。地味な嫌がらせですねぇ・・・


次回からは本編に戻っていきます。いよいよ火曜日に突入です。この日は結構大きな展開があると思います・・・

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