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Egoism  作者: 篠森ヒロヤ
6/13

月曜日の夜、幸崎那由他の部屋にて

大変お待たせしました!作者がお気に入りの推理パートです。最後の一文は作者の心の叫びでもあります・・・w

 気を取り直して、この事件のことについて考えよう。


 先生はあの後、全校集会でこの事件について触れた。まさか、被害者の生徒と仲が良かった生徒もいる中、あんな直球で事件に触れるとはこちらも驚いたがこちらとしては考えが巡らせ易いので助かった。


 先生曰く、みんなは学校から300メートルほど離れた和泉公園にて午後4時~5時の間で殺されたらしい。犯人は逃走中、凶器など犯人の身元を示すものは全く見当たらなかったそうだ。そういうことだから気を付けて下校するように、ということだった。何に気を付ければいいんだよというツッコミは置いといて。

 

 新聞でも社会面のトップニュースである。「中学生7名殺害」「遺体は当日深夜、それぞれ十数か所以上の刺し傷がある状態で発見された」「現場は見通しが悪く周囲を木に囲まれていた」「警察は行方を追うとともに目撃者を調べている」

 おどろおどろしい文字と見慣れた公園の写真が並ぶ。学校の話よりかは詳しいが、やっぱり全貌はつかみにくい。パソコンも開いてみたが、似た話ばかりだ。

 とにかく、この事件はあっさり犯人が捕まらないのが面白い。凶器が見つかっておらず、よほど証拠隠滅したいと見える。誰にも見つからずにここまで完全に、短時間で始末ができるものだろうか?複数名犯人がいたらできるのだろうが目立たないか?必ずみんなが和泉公園に集まるという確証もないのに?複数犯の可能性は限りなく低そうだ。

凶器はまあ、その辺に埋めてあれば警察犬来れば割とすぐ見つかりそうだし。


 いや、待て。なぜ死体の発見が死亡推定時刻とずれている?何が死体の発見を遅らせた?誰かが悲鳴なりあげれば気づく人もいたのではないか?


 ・・・わからない。考えれば考えるほどに訳が分からない。慣れない推理は楽しいが、非常に疲れる。

第6話も読んでいただき、ありがとうございます。これを書いている間に、世間ではこの話とよく似た事件が起こったようですが、当たり前ですがこの話は実在の人物、団体、物などには一切関係ございません。


ちなみに次回は幕間と称し、キャラクター紹介をやります。7人の死人役のモブキャラも全員名前と設定があるので・・・

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