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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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9/43

#9 いつもの日常

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

俺「あれだけ恥ずかしがってたのにこんなにも点数取れてるのは?」

カラオケに一室で俺は琴音に問い始める。

琴音は顔を真っ赤にしながら

琴音「はっ、恥ずかしいもんは恥ずかしいし……

   そこまで歌上手じゃないし……」

そこまで歌が上手なわけじゃないにしては点数が高すぎないか。

画面に表示されている点数は94点だった。

ちなみにさっき俺が歌った曲は82点。10点以上も差があるのだ。


俺「はぁ~……カラオケは楽しむためのものだからそこまで

  強要はしないがたくさん行ってみるといいぞ。

  琴音のその歌唱力なら全く問題ないはずだし」

琴音「そっ、そうかな。凌がそこまでほめるなんて珍しいし……」

俺「いやいつも通りに褒めているつもりだぞ。

  とりあえず次、俺の歌うたうわ」

そう言ってマイクを持って歌い始める。


この曲は俺の好きな歌手の歌の中でもトップレベルに好きな曲で

暇さえあれば聞いているくらいだ。好きな歌手は琴音にも

少し前に言ったことはあるがそこまで深く言っていないため

これで楽しめるのかどうかというような感じになってしまう。


しかしサビに入ったとたん俺は驚かされた。

この曲のサビ部分にデュエットの部分があるのだがまさかの

琴音がマイクなしで歌ったのだ。それにびっくりしすぎた俺は

思わず歌っているのをやめてしまうほどだった。

琴音「えっ、いきなりどうしたの?」

俺「どうしたもなにも!この歌手については確かに話したこともあるけど

  どうしてこの曲を知ってるんだ!?」

琴音「りょっ、凌の話を聞いて少し聴いてみようかなって思ったから

   聴いてたら覚えちゃって。だっ、ダメだった?」


俺「いや、俺が"ダメ"とかどうこう言える権利もないしむしろ

  俺の好きな曲をそんなに聴いてくれたことに関してはうれしいけど

  ただただびっくりしただけ。一回しか言ってないのにって思って」

琴音「そっ、それはたまたま覚えてただけ……って凌

   もう二番のサビに入るぞ」

琴音にそうせかされて画面を見るとすでにサビに入る直前だった。

なんとか態勢を立て直して俺は歌いだす。

もちろん二番のサビにもデュエット部分がありそこにも琴音が入ってきた。


なんだか俺が歌っているのに琴音にうまいところを全部取られていき

琴音のおかげで俺の悪いところがなくなっているように感じた。

歌い終わり俺はマイクを静かに置いて琴音に告げる。

俺「にしてもびっくりしたな。まさか琴音が歌い始めるなんて。

  というか恥ずかしくなかったのか?」

琴音「……確かに凌と歌ってたら全然恥ずかしくなかった!」

いやなんだその効果は……と思いながら琴音の顔を伺うと

頬がほんの少しだけ赤くなっているのがわかった。


確かにさっきよりは恥ずかしがっていないがそれでも恥ずかしいのだろうか。

まあ何はともあれこれで琴音は"誰かと一緒に歌えば"自然と歌えるようだ。

そしてカラオケに入ってから一時間が経過した。

俺「やっぱりどの曲歌っても琴音は上手いな」

琴音「そっ、そんなことない……しっ、知らない曲だと全然わからないし」

俺「それに関しては誰もがそうだぞ。それを含めて

  知っている曲のメロディーを一音一音しっかりと取っていて

  おまけに歌声もきれいですごいなって思っているだけだ」

琴音「つっ、次の曲行くぞ!」

琴音は俺の話をぶった切って次の曲へと進んでいった。


日は傾き会計を済ませた俺たちは外に出る。

俺「少しだけ寒くなってきたな」

琴音「……りょっ、凌今日はありがとう。その、楽しかった」

俺「俺も久しぶりのカラオケ楽しかったよ、また行こうぜ」

琴音「うん!……そのなんか言うことない?」

俺「言うこと……?」

俺の頭上には"ハテナ"が浮かんだ。えっ、俺何か悪いことしたか。

頭の中で振り返ってみたが一つも思い当たる筋がない。


琴音「っ……やっ、やっぱりなんでもない。今のなしで。

   じゃっ、じゃあまた明日!」

そう言って琴音は逃げるようにして帰って行った。

残された俺は必死に頭の中で考えるが一つも思い浮かばなかった。


翌日、昨日のもやもやが払拭しきれないまま電車に乗り込む。

まあ考えていても仕方がないことだし、切り替えて行こう!

そう思って俺は好きな歌手の昨日新しく出た新曲を聴き始める。

初めてこの曲を聴いて俺は思わず涙ぐんでしまった。

この人の曲には一曲一曲ストーリーというものが設定されているのだが

その中でも今回の曲は"永遠の片想い"というテーマで話が進む。


好きな人から好きな人ができたという報告を受けてそれを手伝う主人公。

その主人公の恋は絶対に実らないのにそれでも頑張って

好きな人の恋を実らせようとしているその姿に思わず涙ぐむ。

はぁ~、たまにこういう泣かせてくる曲があるからこの歌手が好きだ。


すると隣に大野宮さんが座ってきて

「おはよう!もしかして今聴いてるの新曲?」

「おはようございます!はいその通りです!」

「まだ聴けてないんだよね~、今日からテストだし」

「大変ですね。俺の方はもう終わったので楽です!」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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