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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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#8 カラオケ

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

俺「やっとテストが終わった~!」

俺のその場で大きく伸びをしてそう叫ぶ。

琴音「おっ、お疲れ。テスト終わったけどどうだった?」

俺「そこそこかな、一日目と合わせて"まあまあ"って感じだし」

琴音「そうか……わっ、私的には簡単だった」

俺「やっぱり勉強の成果が出てるんじゃないか?さすがだな」

琴音「そっ……そんなことない。凌も頑張ればこうなる!」


俺「まあいづれな……テストが終わったことだしパーッと遊ぶぞ!」

俺がそう言うと琴音の目が輝く。

俺「わかってるって、カラオケ行くぞ」

琴音「たっ……楽しみ!」

いつもはあまり見せない表情をしながら琴音はわくわくしていた。


俺「別に俺じゃなくて友達誘っていけばよかったのに。

  カラオケで仲良くなるきっかけになるだろうし」

琴音「たっ……確かにそうだけどさっ、誘うの恥ずかしい……」

俺「じゃあ俺はなんだっていうんだ?」

琴音「りょっ、凌は別。だっ……だって、昔からだから」

後半になるにつれてだんだんと声が小さくなっていく琴音。

俺「家に帰ってからでいいよな?」

琴音「うっ、うん。帰ったらすぐな!」

俺「そこまで言わなくても一緒に帰ればいいだろう」


俺がそう提案すると琴音は"うえっ!?"みたいな変な声を出しながら

琴音「そっ、そうだよね……うん、一緒に……」

長年付き合っているが時々、情緒がよくわからないときがある。


俺「そういえば琴音に言われたから暗記帳を買ってみたけどどうかな?」

俺がそう言ってかばんの中から暗記帳を取り出すと

琴音「わっ……私と同じやつにしたんだ」

俺「うん、貸してもらったやつが見やすかったからさ」

琴音「そっ……そうだよね……」

そういう琴音はどこか複雑そうな表情をしていた。


そして数十分が過ぎて家の最寄り駅にたどり着いた。

俺「じゃあ着いたら連絡するわ」

琴音「うっ、うん。わっ、私も連絡するね」

そう言って俺たちは各自の家に戻って行った。


それから数分後、俺は近くのカラオケに来ていた。

琴音に連絡を入れて待つ。俺の胸ポケットにはいつも使っている

メモ帳がそのまま入っていた。大野宮さんと会って以降

俺はずっとこのメモ帳を持ち歩いている。

別に持ち歩かなくてもいいのだがなんだかお守りのような

感じがしてずっと持っているのだ。

まあこんなこと恥ずかしくて大野宮さんにすら言えないけど。


そう思いながら胸ポケットに入っているメモ帳を見ていると

琴音「ごっ……ごめん、遅くなった……」

白いコーデに身にまとった琴音が息を切らしながらやってきた。

俺「別にそんなに慌てなくてもよかったけどな。

  というかこの短時間で着替えてきたのか?」

琴音「うっ、うん……そっちの方がいいから」

もじもじしながら琴音はそう言って俺の服装を見る。

むろん、俺の服装は学校の体操服のままだ。


琴音は特に何も言わずにそのまま店内へと入って行った。

俺は受付を済ませて部屋に入る。

琴音「ひっ、久しぶりにカラオケ来た」

俺「俺もだな。確か前来た時は家族とだったから半年くらい前か?」

二人とも露骨にカラオケに来た回数が少ないようだ。

琴音「まっ……まずは凌から歌え」

そう言って無理やりマイクを持たされた俺は仕方ないと思いながら

最近はやっている曲を入れて歌い始める。


一番を歌い終えて琴音が一言。

琴音「りょっ、凌ってこういう曲聴いたりするんだな」

俺「まあこういう系というか流行ってるから歌えるみたいな感じかな」

この曲はサビになるとめちゃくちゃ高音になるためサビの部分が

すごく歌いづらいということもあり流行っている。

歌い終わるとまた琴音が言う。

琴音「前に話していた好きな歌手の曲は歌わないのか?」

俺「もちろん歌えるけどいいのか?知ってる曲の方が琴音も

  楽だと思ってあまり入れないつもりでいたけど」


琴音「べっ……別にそんなこと考えてたら楽しめないぞ……

   それにふっ、二人だけだから大丈夫だ」

確かに琴音の言う通りだな。

俺「じゃあ遠慮なくたくさん入れさせてもらうよ」

琴音「すっ、少しくらいは遠慮しろ」

琴音の言葉に難しいな~と思いながら数曲入れる。


次は琴音の番だが一番が始まっても歌いださない……

俺「どうした琴音?もう歌は始まってるぞ」

琴音「そっ……それは知ってる、でもその」

うじうじして頬を赤くしながら言う。

琴音「はっ、恥ずかしい」

そのとたん俺は思わず強くツッコむ。

俺「なんでだよ、カラオケ来たら歌わないと損だろ」

琴音「でっ……でもそんなに歌上手くないし、点数取れないし」


俺「……はぁ~、とりあえずドリンク取ってくるからその間に

  歌い始めろよ。それと俺が戻ってきても歌い続けろよ」

琴音「わっ、わかった」

何気に初めて琴音とカラオケに来たがまさかここまで恥ずかしがり屋だとは。

ドリンクをついで部屋に戻ってくる。

少し琴音は肩をびくりと震わせたがなんとかそのまま歌い続ける。

……あれだけ言っていた癖にめちゃくちゃ歌上手いじゃないか。

しっかりとラインを歌っており点数が期待できる。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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