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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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#4 部活動

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

琴音「そっ、そういえば凌は部活何に入るか決めたか?」

俺「ああ部活か~……ちょっと迷ってるかな」

琴音「てっきりまたサッカー部に入るかと思ったけど……」

俺「うんでもそこまでうまくもないし、中学の時は全然試合に出なくて

  高校になればもっとうまい人がいるわけだからいっそのこと

  帰宅部でもいいかなって思ってる」

琴音「りょっ、凌がそんな弱気なんて珍しいな。

   まっ、まあ無理もよくないからね」


俺「あれ珍しく優しいじゃん。琴音は美術部か?」

琴音「めっ、珍しくは余計だ……うんそのつもりでいる」

俺「昔から琴音の絵上手いからな~、またコンクールで入賞しそうだし」

中学時代、琴音は美術部で活動していて計三回コンクールで入賞を

はたしているくらいの実力だ。競うものは違えど能力は圧倒的に

琴音の方が上だと思っている。

琴音「……他の人もうまそうだから心配だけど頑張る」

俺「おおっ、俺はもう少し自分で考えようかな……」

そう言って先生から渡された部活の届け出用紙を見る。


翌日、いつものように電車で揺られながら学校へ向かっていると

また隣に大野宮さんが座ってきた。すでにこれが日課だ。

「おはよう凌君」

「おはようございます!大野宮さんって部活とか入ってますか?」

「こんなんだから運動部はもちろん、文化部にも入ってないよ」

そっか、コミュニケーションがとりずらいとここまで支障が出るのか。

「なんか聞いてすみません」

「いやいや大丈夫だよ!熱中できる趣味とかもないわけだから」

なんだか、それが"声が出ないからあきらめざるを得ない"みたいに聞こえる。


「部活の話をしたってことはもしかして凌君も部活で悩み事?」

大野宮さんに核心を突かれて少々驚きながらこれまでのことと

これからどうすればよいのか迷っていることを伝える。

「なるほど……確かに凌君ってサッカーしてそうな見た目だからね。

 やっぱり無理して活動していると体壊すからそこらへんを考えるなら

 帰宅部も全然悪くないと思うけどね。それに凌君の健康体なら

 他に没頭できる趣味とかも見つかると思うからさ」

「いろいろとありがとうございます。もう少し考えて決めます」

「うんそれがいいと思うよ。後悔しない選択をしてね!」

そうして今日の会話を終えた俺だった。


その後、先生に提出した部活動届には"無所属"の欄に丸を打った。

先生「小林、いいのか?中学ではサッカー部に入っていたと聞いてから

   てっきりサッカー部に入るかと思ったけど」

俺「はい、確かにサッカー部か迷いました。でも新しいことに

  挑戦もしてみたいので熱中できる何かを探したいと思います」

先生「なるほど、それも一つだな。自分が後悔しない選択をしているなら

   先生も止めはしない。しっかり頑張れよ」

俺「はい!」


そして翌日、そのことについて大野宮さんに報告した。

「帰宅部にしたんだね。学校終わるのって何時?」

「確か通常なら四時ちょいすぎです!」

「私も同じくらいの時間だからさ帰りもよかったら話さない?

 唯一話せる親友も帰る方向が真逆だから辛いんだよね」

その提案に思わず胸が高鳴るのと同時に大野宮さんは案外寂しがり屋と

いうこともわかった。結構意外だ。

「いいですよ!」


相変わらず電車の中で書く字はへたになる。

「よかったら連絡先交換しておきませんか?

 いざって言うときにしておいた方がいいかなって思って」

いくら少し親しくなった先輩とはいえ異性の連絡先を聞くのは

なんだか気恥ずかしかった。

「いいよ!その方が安心だしね!」

そう返事を見せて大野宮さんは笑いかけてくれた。

その後、スマホを操作して大野宮さんと連絡先をつなげる。


「結構新鮮かも、親友と家族以外の人とつながったことないから」

大野宮さんはとてつもなく早いスピードで入力しアプリに送ってくる。

スマホで返信するかメモ帳で返事を書くか迷っていると

「ごめん、やっぱりメモ帳の方がいいかも」

そう書いたメモ帳を見せてくる大野宮さん。俺もメモ帳で返事を書き

「いいですけど、スマホの方が入力スピードは速くないですか?」

「確かにそうだけど、なかなかこうやって人と話すことがないから

 記録して後で見返せるほうがいいなって思って。

 それにその時の状況が筆記だけでわかるからさ

 ごめん、めちゃくちゃ変だよね」


確かに会話しているのをボイスレコーダーで全て記録されているようだったら

怖いけどそもそもで会話の回数が少ない大野宮さんに取ったら

こういう一回一回を大切にしたいのかもしれない。

この部分だけはどうしても"普通"で考えてはいけないような気がした。

「全然大丈夫ですよ!確かに見返すのも楽しいですからね」


それこそスマホの方でも見返せるかもしれないけど確かに大野宮さんが

言っていた通りその時の状況は"筆記"から読み取れる。

焦っているのかうれしいのかはたまた恥ずかしいのか。

もちろん普通の人には読み取れないかもしれない。

だけど大野宮さんはこのことを読み取れる力がついているのだろう。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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