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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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25/43

#25 幼馴染とこれから……

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

友達に相談に乗ってもらってから数日……

相変わらず、琴音にはあいさつすら返してもらえていない。

やっぱりあの振り方では傷つけてしまったのか……

心の中で深く反省するとともに琴音との関係性について頭を悩ませる。

友達「琴平さんと凌、相変わらずの関係だな」

俺「ああ……はぁ~、一体俺はどうしたらよかったのか」

友達と一緒に悩むが女心がわからない男子二人では意味がなかった。


それからさらに数日……いつものように俺が朝の準備をしていると

琴音「っ……おっ、おはよう……」

まさか琴音に声をかけられるとは思ってもいなかったため

俺は少々びっくりしながら琴音にあいさつを返す。

俺「あっああ……おはよう」

そこから流れる沈黙の数秒……この時間が気まずい……


何を話そうかと迷っていると琴音が声をあげる。

琴音「こっ……これまでごっ、ごめん……なっ、なんだか

   はっ、恥ずかして……さっ、避けてた……」

琴音の言葉にうなずきながら俺は話を聞く。

琴音「かっ、関係が壊れるのがいっ、嫌でその……こ、告白

   できずにいたけど……な、なんか気持ちがあっ、溢れそうに

   なって……い、いざこっ、告白するところまではよっ、

   よかったけどそ、その後にしょ、ショックと後悔と

   はっ、恥ずかしさで……」


俺も告白したことがあるからわかるが、告白した直後は気持ちが

かなり不安定になっている。それがハッピーエンドになれば

そんなことはないが振られたならなおさらだ。

俺「俺こそごめん……あんな振り方ないよな……

  俺自身でもわかっているのにひどいことをしたごめん」

琴音「べっ、別に凌があっ、謝る必要はない……こっ、これは

   私自身のもっ、問題だから……でっ、でもうれしかった」

その言葉に俺は思わず驚く。


琴音「すっ、好きな人がいるのに……わっ、私のことをここまで考えてくれたから

   りょ、凌のことを好きになれてよかったって……

   心から思えて……もっ、もちろんショックだったけど

   それよりも暖かい言葉がうれしかった」

琴音のその真剣にまなざしに目を見張る。


琴音「っ……ふっ、振られたけどよっ、よかったら……

   これまでのかっ、関係がいい……わ、私のわがままだってことくらい

   わかってる……りょっ、凌がいいって言ってくれるなら……」

俺「もちろんだよ。振ったせいで琴音が嫌いになったらどうしようって

  想ってすごく不安で……でもこうやって琴音がきちんと話を

  して関係を戻そうとしてくれているのがすごくうれしい。

  俺からもお願いだ、これまで通りの関係がいい」


俺がそういった瞬間、琴音はその場に膝から落ちて泣き始めた。

俺「えっ、ちょっ!?琴音!?」

いきなり泣き始めたため周りからの視線がとても痛い……

それから何とか人気のないところへ連れて行く。

俺「だっ、大丈夫か……琴音」

琴音「あっ、ありがとう……あんな態度を取ってから……

   嫌われたんじゃないかって不安で」


まさか琴音がそんなことを思っていたとは……

俺「まさか、そんなことじゃ嫌いにならないよ。

  さっきも言ったけど俺の方こそ嫌われたんじゃないかって……

  まあとにかくこれからもよろしくな」

琴音「うん!」

琴音のその笑顔には俺が知らない"何か"を吹っ切れていたようだ。


その日の放課後、帰る準備をしていると友達に声をかけられる。

友達「さっきの様子だと元に戻ったみたいだな」

俺「ああ、いろいろとアドバイスに乗ってもらってありがとうな」

友達「そんな大げさだよ。やるべきことをやったまでだよ。

   まあお礼は凌の恋バナでいいからな」

……つまりそれは、俺の恋に進展があれば報告しろということか。


翌日、俺がすがすがしい気持ちで電車に乗り学校へ向かう。

「おはよう!」

そう書かれた紙を見せてきたのはもちろん大野宮さんだ。

「おはようございます!」

俺がそう笑顔で返すと大野宮さんは笑顔で

「これまでより迷いが吹っ切れた感じがするよ、悩みが解決したの?」

まさか大野宮さんにそこまで見られていたとは……


「はい、おかげさまで無事解決しました。でもすごいですね

 俺の表情一つ見るだけで分かるなんて」

「文字で会話してるから相手の表情で感情を読み取るのが好きなんだよ。

 それに凌君をよく見てるからわかったの!」

そう紙に返事を書いた大野宮さんは曲を聴き始める。

"よく見てる"って……好きな人からそんなことを言われたら

意識して仕方がないじゃないですか……心の中でため息をもらしながら

大野宮さんに視線をやる……やっぱり俺は大野宮さんが好きだ。


誰が何と言おうが俺は大野宮さんのことが好きだ。

「そういえば、文化祭の話なんだけど」

俺が大野宮さんに見惚れているとそう紙を見せてくる。

最近、いろいろなことがあったから忘れていたがそういえば

大野宮さんの高校の文化祭に行くことになっていた。


「一般公開が今週の土曜日なんだけど大丈夫かな?」

「はい!もちろんです!」

それから俺は文化祭の話をして"早く今週末にならないか"と

思いながら水曜日の学校に登校した。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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