#24 恋の相談
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!
翌日、いつもより早く就寝したため自然といつもより早く起きる。
ただ気持ち的には圧倒的に昨日の方が楽だった。
どうして恋愛一つが入ってくるだけで関係性がややこしくなるのだろうか。
そんなことを考えながらメッセージを見る。
もちろん、あの後からメッセージが届いているはずもなく
今日、学校でどのように声をかけたらいいのかわからない。
まあとりあえずは朝の大野宮さんとの時間を大切にしようと思った。
電車に乗り込み、好きな曲でテンションを上げようとする。
しかし思うのは昨日の告白だけだ……はぁ~、"まじか"という
言葉に尽きる。琴音からの告白が意外だったこともあるが
琴音を恋愛対象とは全く見ていなかった自分がいたし、あの振り方で
合っていたのかすらもわからない。
そう思いながら電車に揺られているとあっという間に
大野宮さんが来る駅に着いた。この駅のアナウンスが流れる度に
テンションはほんの少しだけ上がるのだった。
「おはよう~体育祭お連れ様!」
「おはようございます。楽しかったのであまり疲れてないですよ!
次の文化祭が楽しみで仕方がないくらいです」
確かに文化祭が楽しみなのは間違いないがそれが俺の中の
本心かと問われると自信を持って"はい"とはいえなかった。
いつものように好きな歌手の話や歌の話をしながら
学校までの道のりを楽しむ。この時の俺は、昨日のことなんか
忘れて生き生きと話していた気がする。
帰り際に大野宮さんが書かれた紙を見て俺は驚いた。
「よかった、いつものように楽しそうに話してくれて。
電車に入ってきたときいつもと感じが違ったから何かあったのかなって」
まさかそこまで考えられていたのか……大野宮さんの言葉に驚きながら
「大野宮さんには何もかもお見通しなんですかね、
なんかおかげで少し気持ちが前向きになりました」
「それはよかった。凌君にどんなことがあったのかわからないけど
自分の気持ちに素直になってね。いってらっしゃい!」
俺「はい!行ってきます!」
大野宮さんに見送られながら電車を後にする。
大野宮さんのおかげで電車に乗る前よりは格段に気持ちが軽くなった。
学校へ向かう途中、後ろから琴音が来る。
いつもなら琴音の方から先にあいさつが来るのだがどんな気持ちなのか
分からなく向こうからのあいさつもなかった。
仕方なく俺があいさつをしようとすると避けられている感じがした。
やっぱり"傷つけたのかな"なんて後悔を抱きながら教室に入る。
それから放課後まで俺と琴音は一言も話さなかった。
幼馴染で腐れ縁でクラスもずっと同じだったため話さない日なんて
なかった。もちろん休みの日や風邪や病気で休んだ日は別だが
それ以外はあいさつや会話は日常だったのだ。
何かを察したのか放課後、友達が俺のところへ来て
友達「琴平さんと何かあったのか?二人がしゃべらないから珍しいなと思って」
やっぱりそうなるよな……どうやって説明しよう……
そう迷いながらもこれまで起こったことを話し始める。
俺「体育大会が終わった後に琴音に告白されてさ。俺は琴音のことを
全く恋愛対象としては見てなかったから驚いたし、誰かから好かれた
こともなかったからうれしかったけど……俺にも好きな人が
いるからって理由で振ったんだよ。そして今日にってわけ……
避けられていると思うんだけどどうしたらいい?」
友達「なるほど……やっぱり琴平さんは凌のことが好きだったんだな。
それに振られてからまだ時間が経ってないなら
そりゃあ繊細な心ならああなるよな……まずは琴平さんの
気持ち次第じゃないか?これまで通り"幼馴染"としての
関係を続けたいのか、それとも凌の好きな人をも
上回るくらいの努力をするのか、それともこのまま
ずっと気まずい関係でいるのか」
俺「でも今の状態じゃ聞くに聞けないだろう……」
友達「まあそうなるよな……」
俺「……ただ、昨日"少し距離をおきたい"ってきて……」
友達「その言葉の通りじゃないか?それがどういう意図を含んでるのかは
凌と琴音にしかわからないことだろうけど向こうがあまり
関わりたくないなら無理してこっちから関わる必要はないよ。
それで嫌われてもっと関係が悪化したら元も子もないからな」
俺「確かにお前の言う通りだよな」
友達「ただ距離をおくって言っても向こうが元通り接してきたら
凌も元通りにした方が絶対に良いからな。それは
向こうが今までの関係通りにしたいってことだから」
俺「わかったよ。いろいろアドバイスありがとうな」
友達「いいってことよ。それはそうとして凌に好きな人がいるなんて
俺は初めてい聞いたけどその辺を詳しく話してもらおうか」
そうだ。こいつには全く話してなかったのに……
口を滑らせてしまったことを後悔しながらも"お礼"のような
感じで大野宮さんのことを話した。
友達「へぇ~、凌って結構青春してんなぁ~」
そんなことを言って茶化す友達。
俺「とりあえずありがとう、アドバイスを参考にして
関係を戻してみるよ」
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




