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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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18/43

#18 二学期

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

それからどれくらい時間が経っただろうか。

俺もずっと集中していたため全く見当がつかない。

時計を見てみるとまさかの一時を回っていた。

琴音「さ、さすがに勉強しすぎたな……いっ、一階のカフェで軽く食べよう」

俺「だな。さすがにお腹すいてきた~。にしても図書館はいいな、

  全然集中できない俺ですらこんなに集中できてるんだから」


琴音「し、静かだし場所が変わるとなんかやる気でるからおすすめ」

そんな会話をしながら俺たちは一階にあるカフェで軽い昼食をする。

周りを見渡すと俺たちと同じような勉強をしていた学生もいるようだが

大体、一人で来ているような人ばかりだった。

俺「勉強会誘ってくれてありがとな、おかげではかどってるよ」

琴音「えっ……あっ、それはよ、よかった。私も楽しい……」


俺「さすがにあんな長時間勉強していたら疲れたな~。

  午後も勉強するつもりなのか?」

琴音「わっ、私も疲れたから残り一時間だけやるつもり」

俺「わかった、じゃあ一時間勉強したら帰るか」

そう言って俺たちは朝食を済ませて再び自習室の方に戻る。


静かな方ではほぼ満席のくらい人が集まっていたが

俺たちが使っている方の自習室はそこまで人が多くはなかった。

やっぱり一人で来ている人たちが多いからだろうか。

再びワークや教科書を広げて勉強をする俺たち。


それから一時間後、途中琴音にわからないところを聞きながら

勉強を進めた。さすがに疲れがたまっており机に突っ伏す。

俺「あぁ~、疲れたぁ~。久しぶりにこんなに勉強したかも」

俺が突っ伏している隣で琴音は帰る準備をしながら俺を見てくる。

琴音「……こ、この後じ、時間ある?」


俺「あっ、悪い帰ったら親と出かけないといけないからごめん。

  とは言っても夏休みが終わるまでは基本暇だからそれならどこでも」

琴音「わっ、わかった」

そう言って俺たちはチャリを漕ぎ自分たちの家に帰って行く。


分かれ道の際、琴音が俺を止める。

俺「どうした?何か忘れ物でもしたか?」

琴音「……いっ、いややっぱりなんでもない」

俺「そうか、じゃあまた夏休み明けな!」

琴音「うん」

琴音はこくりとうなずいてそのまま分かれて行った。


それから時は流れてとうとう夏休み最終日。

家族で旅行とかも行ったけどやっぱりこの夏一番印象に残ったのは

先輩とのライブだ。それも好きな人と一緒に行くライブなんて

ドキドキしないわけがない。あの時の俺、おかしくなかったかな。

変なテンションで変なこと言ってなかったよなとふと思い返すことが

あるけど思い出すのは好きな歌手の姿と大野宮さんの笑顔だけだった。


そんなことを思っていると心臓の鼓動が半端じゃない。

俺はスマホで一番好きな曲を流す。やっぱりこの曲が一番。

でも歌詞の一部一部を自然と俺と大野宮さんで重ねてしまう。

そんな俺が嫌ではないけど……普通の人から見たらなかなかキモイよな……

それと同時に早く夏休みが終わって大野宮さんと会いたいと思うようになった。

もちろん、しようと思えば連絡はいくらでも取れるのだが

実際にその場で文面でやり取りをするとは結構違うのだ。


気が付けば大野宮さんに対する気持ちはかなり大きくなっていた。

ただ、今年の三月の振られた出来事が俺の中で告白を拒んでいた。

"また振られてしまったら"……前の人よりも想いがより一層強くなったためか

そればかり考えるようになってしまった。

気まずい関係になって朝一緒に登校できなくなったら……

そう思うだけで自分の胸が締め付けられるのが分かった。

"両想いだったらいいのにな"なんて夢のようなことを思ってしまった。


そして翌日、俺はウキウキとした気持ちでいつもの電車に乗る。

それから数分後、いつも大野宮さんが乗ってくる駅に到着する。

「おはよう、久しぶり」

そう紙に書いた字を見せて隣に座ってきたのはもちろん大野宮さんだ。

「おはようございます。久しぶりですね」

「そういえば告知のやつ見た?」

「見てないです。今朝はちょっと慌ててたので」

「新学期だからね~、前に行ったライブの映像がダイジェストで

 まとめられたものが動画でアップされるんだって!」


目を輝かせながらそう話す大野宮さんに俺は見惚れていた。

やっぱりこうやって好きな人がいきいきと話をしていると

こっちまでいきいきとしてくる。最高の連鎖じゃないかよ!

「本当ですか!?アップされたらすぐに見にいきます!」

「私たちもその中に映ってるかもね」

そう返事をしてニコリとする大野宮さんの笑顔の破壊力はすさまじかった。


そんなことされたら少し希望があるかもと期待する……

いやしっかりするんだ俺。今は大野宮さんとの時間を大切にしよう。

いくらでも考える時間はある!そう言い聞かせて会話に集中する。

その後もライブの話で盛り上がったりして好きな人との時間は

あっという間に過ぎて行った。


そして学校の最寄り駅に着くと

「いってらっしゃい!」

俺「はい!大野宮さんもいってらっしゃい!」

そう返事を交わした。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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