表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/43

#17 勉強会

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

ライブの高揚感がいまだに残っている水曜日の朝。

俺「えっと……確か今日は琴音との勉強会があったな……」

まだ寝起きなので一人でぶつぶつと予定を確認している俺。

ライブから帰ってきて先輩を起こした時のあの反応は今でも忘れられない。

声は出ていないはずなのにあれは反則すぎるでしょ……

そんなことを思い出しながら俺はベッドから体を起こす。


朝食を取ったり身支度を整えていたりすると琴音からメッセージが届く。

琴音【九時に近くの図書館に集合ね】

俺はスタンプで"了解"と返事をしてチャリをこいで図書館に向かう。

着いた時刻は集合の五分前だった。チャリを止めていると自動ドアの前で

待っている琴音の姿が見えた。やっぱり早く来るよなと

思いながら琴音の方に行く。琴音はいつも時間に余裕があって

俺が到着するより前についていることが大半だ。


実は言うと、今日こそは早く着こうと思ったのだが集合時刻を

少し早くさせられてしまったためそれが叶わなかった。

俺「よっ、おはよう。やっぱり琴音はいつも通り早いな」

琴音「おっ、おはよう……ご、五分前行動は基本」

俺「琴音だからこそ言えるセリフだな。というか入らないのか?」

琴音「く、九時から開館だからま、まだ……」

確かに現在時刻は九時をギリ回っていなかった。


俺「図書館なんてなかなか来ないから開館時間までわからないな」

琴音「ほっ、本読むの楽しいから、おススメ……」

そう話をしていると九時になり自動ドアがいきなり開く。

琴音「うわっ!?」

それにびっくりしたのか琴音はよろけて俺にもたれかかる。

俺もそのまま倒れそうになったが何とか踏みとどまる。


俺「大丈夫か?自動ドアが開いただけだぞ」

琴音「あ、ありがとう……い、行くぞ!」

顔が赤くなっているのは暑さのせいだからかわからないが

そう強めの口調で言いながら図書館に入館する。


二階に上がり自習スペースにたどり着く。

琴音「はっ、話せるようにこっちの方がいい……」

俺が通常の自習室に入ろうとすると琴音がそう言って奥の方を指さす。

そこには目の前にある自習室と全く同じ部屋があった。

俺「へぇ~、こっちは話せないのか?」

琴音「う、うん。集中したい人たちがよく使う……」

リュックを背負いなおして奥の自習室に向かう俺たち。


まだ開館早いこともあってか俺たち以外の利用者はいなかった。

琴音「はっ、始めるか……わ、わからないとこがあったらきっ、聞いて」

そう言いながら琴音はテキストや教科書をドサッと机に広げた。

俺「琴音はよくこの自習室を使うのか?」

琴音「ひっ、一人で来ることが多いから静かな方を使う……

   だ、だからこの自習室をつっ、使うのは初めて」

俺「へぇ~そうなんだ」

そう相槌を打って、俺もかばんの中から教科書やワークを出す。


それからお互い無言で勉強すること三十分。

俺「ん~!疲れたぁ~」

琴音「はっ、早いぞ……まだ三十分しか経ってない」

俺「普段から勉強しないとそんな"三十分で余裕"みたいなことはできないよ。

  というかこの部分教えてもらっていいか?」

そう言って俺は琴音にワークを見せる。


琴音「こっ、これは前の問題とおっ、同じように解く」

俺「それはわかっているんだけどこの数値がわからないから

  どうやっても求めれない気がするんだけど……」

琴音「その数値は、これとこれを使ってこうやって求める」

俺「……ああ!なるほどそういうことか、ありがとう!」

琴音から教わってもらったことを忘れないようにメモする。


それからまたもくもくと勉強していると琴音がちらりと俺の方を見て

琴音「凌いっ、いつからそんなメモ帳持ち歩いてるんだ?」

指を指しながら俺のメモ帳について説明してくる。

話すのは長くなるからめんどくさく感じた俺は濁して言う。

俺「ちょっと大人になったみたいな感じになりたくて買った。

  中身はちょっとだけ書いたけどまだかな」

琴音「……つっ、使わないと意味がないだろ。

   わ、私も持っているけど勉強でよく使う」


確かに琴音の机の上にはメモ帳をちぎった紙が数枚あった。

俺「確かにそういう使い方があるのか……俺も使ってみよう」

琴音「そっ、それ以外に使い道ない!」

そう言って琴音は再び勉強に集中し始める。

やっぱり一度集中すると長く続くなと思いながら俺も勉強を進める。


俺「そういえば琴音は夏休み、どっかに行ったりしたのか?」

琴音「せっ、先週のお盆休みに家族とりょっ、旅行に行った」

俺「ああ、夏休み前に言っていたな。俺も先週旅行に行って

  親戚の家を回ったりしていたよ」

琴音「あっ、あと久しぶりにはとこと会った」


俺「ああだいぶ前に言っていたな。一つ上のはとこがいるって」

琴音「うん、話せないらしいから書いて会話するけどたっ、楽しい」

大野宮さんと同じ体質を持つ人がいるんだなと思いながらその話を聞く。

俺「へぇ~、結構珍しいよな」

琴音「うん、こ、ここまでスムーズじゃないけど楽しい!」」

琴音のそう話す様子から本当に楽しいことが伝わった。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ