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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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16/43

#16 ライブ終了後……

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

歌手「アンコールありがとうございます!まだまだ体力残っていますか!」

ステージの上で歌手の人がそう言うと盛り上がっていた会場は

さらに盛り上がりを見せる。

そこからはこれまで歌ってきた曲を再び歌いだす。

同じ曲だとしてもこれがライブのラストだと考えるとテンションを

上げずにはいられない。隣を見ると大野宮さんもさっきよりテンションが

上がっている様子だった。それを見て、俺はうれしくなった。


歌手「来年はとうとうデビューから10周年を迎えます!

   これからも皆さんに楽しんでもらえるような楽曲を作っていきます!

   それではこのライブ本当に最後の曲はこれでしめましょう!」

そう言って流れた前奏はライブの一番最初に歌った曲であり

俺が一番好きな曲だ。それにこの歌手のデビュー曲で一番人気の曲でもある。


ここに来ている人なら絶対に知っているようなこの曲が流れ始めた瞬間

これまで以上の歓声と盛り上がりを見せた。

まるで"ライブが終わってしまう"というこの気持ちを吹き飛ばすほどだ。

周りの人もノリノリで歌詞を歌う。

サビの回数を重ねるごとにその声の大きさはとても大きくなっていく。

俺「楽しいっ!」

思わず俺がそう声をもらすと大野宮さんがニコリと笑う。

何よりもこうやって大野宮さんが笑ってくれるのが一番うれしいのだ。


歌手「今日はライブに来ていただき本当にありがとうございました!

   次回のライブでも楽しみに待ってます!それでは!」

歌手がそう告げると会場は拍手の音だけになった。

こうして本当にライブは終わりを迎えた。

ライブが終わり周りの人が荷物を片付けている中、俺は余韻に浸っていた。

すると大野宮さんに肩をたたかれてメモ帳を見せられる。

「私たちもそろそろ帰る準備しようか」

俺「あっ、すみません。つい余韻に浸っていたもので……」

俺がそう言うと大野宮さん口元を抑えて笑う。


片付けをして駅に着いた時にはすでに六時半を回っていた。

「これからどうする?帰ったら少し遅くなりそうだけど」

大野宮さんの言う通り九時ぎりぎりに駅に着きそうな予定になっている。

俺「どうしましょうか、さすがに電車内で腹が減るだろうし……」

「じゃあ近くのファミレスで先に夕食だけ済ませちゃお!」

俺「そうですね!そうしましょうか」

……って言ったはいいけどこのまま大野宮さんと夜ご飯とか

俺の気がどうかしてしまいそうな感じだ。


それから数分後、ライブ会場の一番近くのファミレスに入店する。

ライブ会場から近いということもあって、同じ場にいたような人たちが

複数にいるのが分かった……そっか、グッズとかもあったのか。

「大野宮さんはグッズとか買わなくてよかったんですか?」

「買いたかったけどお金がないからね。今回のペアチケットも

 偶然当たったもので突発的だったから!」

そう苦笑いしながら返事を見せてくれる大野宮さん。


そっか、グッズとかも結構高いからな~。

なんて思っていると注文していた料理がすぐに届いた。

俺はオムライスで大野宮さんはパスタだ。

俺は料理を食べながら大野宮さんに今日のライブの感想を伝える。

俺「ライブって初めて行きましたけどめちゃくちゃ楽しいですね!

  あの盛り上がりとかあの曲の時に歌手さんのポーズとか

  めちゃくちゃ好きで時間が過ぎるのがあっという間でした」


それからも大野宮さんに一方的に感想を伝える。そこで"ハッ"と気づく。

俺「あっ、すみません。俺が一方的にしゃべってしまって……」

好きな人に限らず人間関係を築くためには絶対にやってはいけない

"一方的にしゃべり続ける"という行為をやってしまた……

俺が反省していると大野宮さんがテーブルにメモ帳を出す。

「大丈夫だよ、初めてのライブだったから楽しめてくれてうれしいし

 何よりこうやって凌君の笑顔を見れて私もうれしいよ」

そう返事をしてニコリと微笑んでくれる大野宮さんは文字通り天使だ。


大野宮さんに癒されながら食事をとり七時を回ったところだった。

俺「それじゃあ帰りますか!」

俺がそう言うと大野宮さんはうなずいてファミレスを後にした。


帰りの電車を待っているホームはだいぶ涼しくなっていた。

「にしても疲れたね、楽しかった!」

その文字から楽しさはめちゃくちゃ伝わってきた。

「俺もです!今日は誘ってくれてありがとうございました!」

「うんん、こちらこそ。凌君と行きたかったからさ」

その文字を見たとたん、俺の心臓が激しく鼓動を打つ。

それってどういう意味、先輩後輩の仲としてそれとも……

様々な思いが駆け巡るがちょうどいいタイミングで電車がホームに入ってくる。


結局、その真相はわからないまま電車に乗り込んでいった。

電車に揺られること数十分、俺がウトウトしていると隣にいた大野宮さんが

"ストん"と俺の方に頭をあずけてきた。一瞬びくっとして大野宮さんの方を見るが

気持ちよさそうな寝ている姿を見て動くことができず心臓がバクバク言っている。

でもこの時間が俺にとってはたまらなくいい。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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