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パーティーを追放されましたが、頼りになる兄弟姉妹が味方です!  作者: ちゃむにい


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4/5

4※リーフ視点

しばらく見なかったトールの姿をギルドなどで頻繁に見るようになり、リーフは安堵した。


パーティーから離脱させて以来、行方がわからなかったので心配していたのだが、どうやら新しいパーティに加わることが出来たようだ。


(トールは良い縁に恵まれたんだな)


和気あいあいとしていて、関係も良好みたいだ。どんなパーティに入るのか気になっていたが、これなら心配をしなくても良いかもしれない。


仲間はトールを獣人だというだけで蔑むが、リーフはトールを友人だと思っていた。


(しかし、獣人のパーティか。めずらしいな)


なかなか癖の強そうなメンバーだった。


特に目を引くのは、筋肉隆々な大男だ。上半身は裸で、入れ墨をしており、獣人であることを隠しもしていなかった。

それだけに、威風堂々としていて、風格があった。


(少なくとも俺より遥かに格上だろう)


だがそれは何よりも心強いことだった。荷物持ちは危険度が低いように思えて、いつ死ぬかもわからない役目だ。

パーティーのメンバーが手練れであれば生存確率も上がるだろう。


(またいっしょに酒を飲める日が来るといいな)


そう思っていたのが数分前だ。


「おい、お前。俺の弟が世話になったらしいな」


(ーー終わった)


そう思っても仕方がないだろう。男は据わった目つきでリーフの前の席に座ったのだ。


(弟? 全然似てないけど、トールの兄弟なのか?)


トールに兄弟がいることなんて、聞いたことがない。


だいぶ年が離れているように見えるし、性格も好戦的で今にも噛みついてきそうだ。


どのパーティでも、この男を荷物持ちなんかにはしないだろう。


冒険者は、複雑な家庭環境に身を置いている者も多い。故に、出自を探ることはタブー視されている。


(トールは、とんでもないパーティに入ったな)


リーフは緊張の面持ちで、男と対峙したが、数分後、「トールと友人らしいな! いつもトールの手紙にはお前のことが書いてあったぞ! トールの友人は俺の友人だ! 仲良くしようぜ!!」と言った。


(そっちの意味なの!? 心臓に悪いよ!!)


リーフはガハハと笑うウルドから高い酒をおごってもらったが、緊張しすぎて、飲んだ気がしなかった。




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