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Numbers  作者: 雨のち晴れ
双子のnumbers

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男達の末路

リーダー格の男以外を拘束したnumbers達。その男達は何者なのか、何が目的だったのか。その男達が拠点としている場所は何処なのか?果たして、男達の正体とは・・・・・・。

「くそぉぉぉぉぉぉぉ!何なんだよこいつら!話しがちげーじゃねーか。簡単な仕事だって言うから引き受けたのに!」


リーダー格の男は、連れてきた他の男達がnumbers達によって拘束されてしまった事で絶望の淵に立たされていた。目の前には、中等部の小さな女の子。自分よりもはるか年下の女の子にもかなわない。いったい、男達の誰がこんな結末を予想できたか。否、誰も予想など出来なかった。自分達よりも年下の子供2人を拉致して連れてくるだけの依頼。その男達は3つの過ちを犯した。


まず1つ目は、簡単な仕事だと二つ返事で引き受けた。ろくに相手の情報も聞かず、ただ中等部の子供2人を拉致してくるだけだとなめてかかったこと。


2つ目は、その中等部の2人はnumbersとの繋がりがあったという事。男達は真斗達の隣国の、都市redsea(あかいうみ)を拠点にしており、そこにはnumbersという者は存在しない。故にnumbersの強さを知らない。代わりに、【breeakers(壊す者)】という者が存在した。breakersが存在する国では、遥か昔から内戦が頻繁に起きており治安がとても悪くその都度、男達が拠点とする都市は海に面しており争いが起きるたびに人の血で赤く海が染まっていた事から、都市Redseaと名図けられた。そんな治安の悪い国の中で、強き者達だけで結成されたのがbreeakersだ。その国では、全ての都市や村、街に至るまで暴力が全てで弱きものは強き者の奴隷としての扱いを受ける。そして、breeakersにもランクがあり、breeakers1~breeakers10の地位が存在する。真斗達numbersとは勝手が違い、breeakersは他の町や都市で、強盗、殺人、恐喝、強姦など様々な犯罪を犯す組織だ。そんな国の者たちが自分達の国だけでは満足できず、遂には真斗達が居る国にまで手を出してきていた。


3つ目は、breeakersのナンバー持ちを連れてこなかった事。breeakersもイリュージョンウェポンを使い、連れて来ていれば男達の末路もまた違っていたかもしれない。


「――――――――――――――――――――――――。」


「何だよテメーその目は!」


「――――――――――――――――――――――――。」


真穂は憐みの目でリーダー格の男を見ている。まるで、『可哀想に、お前はここから先の人生地獄しか待ってないぞ?』と言わんばかりの目だ。


「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!いいかお前等、俺に手を出したらbreeakersの連中が黙ってねーからな!俺は、breeakersとは仲良くさせてもらってんだ!いつか必ず、breeakers達がこの都市を襲撃に来るからな!覚悟しておけよ!」


【ドンッ】


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


「――――――――――――――――――――――――。」


男がそこまで言うと真穂は、素早く男の後ろに回り首に手刀をして気絶させた。

表情一つ変えず、ただ憐みの目で男を見つめていた。


「イェーイ!真穂、お疲れ!」


「――――――――――――――――――――――――。」


真穂は、そんなテンションの高い姉の花穂を睨みつけた。『何でお前はそんな平気でいられるんだ?百合と吉沢が危険な目にあったんだぞ!?』と目が語り掛けていた。


「あ・・・あははははははははは。いや、冗談だって真穂!だからそんな怖いしないでよ!?お姉ちゃん泣いちゃうよ?」


「―――――――――――――――――――――――。」


そんなピリピリムードの中、栞菜が男達に声を掛ける。


「さ、あなた達にも聞きたいことが山ほどあるからこれからnumbers本部に連行するわね。無事に故郷に帰れると思わない事ね。みんなも、ここで解散で良いわよ!でも、男性陣はこいつらを連行するの手伝ってね!」


「ええええええ。栞菜さん、俺眠いっす!帰っていいですか?」


「女の子なら良かったのに、男は勘弁だな。」


「了解しました!」


「おう!」


順に、霧山、井上、近藤、真斗が答える。


【カチャ】


「霧山君、井上君、何か言ったかしら?」


「――――――――――――――――いえ、何も」


「よろしい!では、ちゃっちゃと運ぶわよ!」


こうして、真穂と花穂以外のnumbersは授業中に出てきてしまい、まだ学園が終わる時間には達していないのでそれぞれ学園へと帰っていった。いつしか、公園にも人が集まりだして『何事だ?』という顔で真穂達を見ていた。


「真穂先輩、花穂先輩、ありがとうございました。人も集まりだしたし、俺達も帰りましょう。」


真穂はコクリと頷き、百合を車椅子へと乗せる。するとここで吉沢が、


「そうだ!先輩方、この後暇ですか?もし、暇なら百合の家へ行きませんか?百合の妹の皐月と柚子を紹介しておきたいんです!真穂先輩も、2人の事を知っていればいつぞやの不審者行動をせずに済むと思うんですが。」


「不審者行動?何それ!?」


吉沢は、花穂に先日起きた登校時の百合の家の前で起こった真穂の不審者行動のすべてを話した。


「あははははははははははっ!何それ、マジウケるんですけど!真穂のビビり癖がまさかの不審者が起こす行動にそっくりだったとは!サイコー!」


すると、吉沢と花穂は物凄い悪寒を感じた。振り返ると、そこには女神アテナとグラディエーターを出した真穂が無表情で立っていた。


「あははははははははは・・・・・・・・・。ヤバっ」


こうして、この後4人は百合の家へと行くこととなり真穂は地獄のような時間を過ごすのであった。

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