半年ぶりのnumbers集合
急ぎ、真穂の強大なマナを感じる場所へと向かうnumbers。久しぶりに全員が集まった彼等は真穂の暴走を止めようとする。一方、高砂を助けた真穂。自分の大切な友達を傷つけられたことにより怒りをあらわにする。
numbers達は、強大な真穂のマナを感じる場所へと向かっていく。現場に向かうまでに、次々と皆が合流する。
「みんなが集まるなんて久しぶりね。」
栞菜がニコニコしながら言う。実際、numbersが皆集まるなんて滅多にないことだ。あるとすれば、半年に1回行われるnumbersトーナメントの時だ。それ以外は誰かしらは任務に行っている。
「確かに・・・。半年ぶりでしょうか。」
真斗がそう言うとnumbers9番の神崎葵が一言だけ言う。
神崎葵・・・高等部2年。いつも至って冷静。口数は少なく、クラスでは何時も何を考えているか分からないと思われクラスからは浮いた存在。イリュージョンウェポンは両手斧。髪は緑色で眼鏡をかけて華奢な体をしている。だが見た目からは想像できないくらいの力持ち。
「――――――――――――――――今日は任務がない。」
「相変わらず葵ちゃんは口数が少ないね?もうちょっとおしゃべりになったほうがいいよ?花穂ちゃんまでとは言わないけど!」
「―――――――――――――――あんたには関係ない。」
神崎はnumbers6井上竜也を睨みつけて提案はあっけなく却下された。
井上竜也・・・高等部2年。葵と同じクラス。葵とは違い、おしゃべりでクラスでも人気はある。だが、いつも余計な一言が多く、クラスの女子の一部からは煙化がられている。髪は茶髪のロン毛。イリュージョンウェポンは薙刀。
「あははははは。手厳しい。」
トホホという顔で井上は後ろへと下がる。他のnumbersのメンバーも、『そりゃ、余計なお世話だ』という顔で井上をみた。と、ここで栞菜が皆に言う。
「そろそろ着くよ!武器を出しておいて!真穂ちゃんがあれほど殺気を放つのだから相当な手練れよ!」
numbers達はすぐさま武器を出し、現地へと向かう。一方、真穂はというと。
「――――――――――――――――――――――――。」
百合を拘束する者たちは真穂の攻撃によって吹き飛ばされていた。
「「いててててててててててっ」」
「てめー!何しやがる!?」
「――――――――――――――――――――――――。」
真穂は男たちの言葉など無視して、百合に手を出し起き上がらせる。その反動で、百合は真穂を抱きしめる。真穂も、百合を優しく抱きしめた後、百合の手を取り吉沢の元へと連れて行くのだが、
「おい、コラァ!シカトしてんじゃねーぞ!死にてーのか!」
男が大声をあげ、その怒りを真穂にぶつける。そんな真穂は、気にせず吉沢の元へと歩いていく。真穂に無視されたことにより苛立つリーダー格の男。そして、
「かまわねー!みんなやっちまえ!」
リーダー格の男がそう言うと、男たちは隠していたナイフを取り出し吉沢の元へと歩いていく真穂に襲い掛かる。
「死ね!このクソガキがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
【ガキンッ】
真穂に襲いかかった男達のナイフが真穂に刺さる瞬間に大きな音を立て折れる。
「「「なっ!」」」
男達は、自分の手に握られているナイフを見て言う。
「どうなってんだ?刺さる瞬間にナイフが折れたぞ?何かのトリックか?」
男達が混乱している中、その答えを言った一人の少女が居た。
「あー、無理無理!おじさん達じゃ真穂に傷一つつけられないよ?まして、そんなナイフじゃね!100人束になっても無理だよ!」
そこには、花穂達numbersの姿があった。numbers達は、既に戦闘態勢を取っており皆冷たい視線し、男達を睨みつけていた。
「お、おまえら何者だ?」
「私達?見て通り、みんなnumbersだよ?もちろん、今おじさん達が襲い掛かった子もnumbersだよ!おじさん達、numbersに喧嘩売るとか馬鹿なの?チョーウケるんですけど!」
真穂は百合を吉沢の所へ連れてきた。そして百合はすぐにイリュージョンウェポンを出して、吉沢を回復させる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「う・・・う・・・うぅ・・・・・・。こ、ここは・・?」
吉沢の体が光、徐々に傷口が塞がっていく。そして、百合のイリュージョンウェポンのおかげで意識を取り戻した吉沢。
「お、俺は確かあいつらにやられて・・・・。って百合!大丈夫か?怪我はしてないか?」
吉沢は慌てて百合が怪我をしてないか体の隅積みまで確かめる。そして、
「よ・・・・・よかっ・・・・・・おふっ」
百合は泣きながら、吉沢の顔を自分の胸に引き寄せ抱きしめ小さく震えていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ん――――――――。ん――――――――。」
吉沢は顔を高砂によって胸に押し当てられ喋れない。そんな様子をそっと見守る真穂。やがて、吉沢は自分の顔を高砂の胸から引きはがし、目の前に立つ1人の女の子を見る。
「ま、真穂先輩・・・・・・?どうしてここに?」
「――――――――――――――――――――――――。」
真穂は黙って吉沢を見つめる。
「そっか、また俺は助けられたのか。女の子に助けられるなんてみっともねーな。クソっ!」
吉沢は唇を噛みしめ、自分がいかに非力なのかを実感する。そんな吉沢の頭を真穂が撫でる。吉沢は黙って真穂に頭を撫でられる。
「――――――――――――――――――――――――。」
そして真穂は殺気を放ちながら再び男達を睨みつける。
「ふはははははははは!何だ?俺達とやろってのか?お、俺達にだってイリュージョンウェポンがある!それに、俺達のが人数は多い!お前達に勝ち目なんて無い!降参するなら今のうちだぞ!」
突如笑い出した男達に対して、花穂がポカンと大きな口を開け呆れ顔しながら、
「あはははははははっ!ねぇ、おじさん馬鹿だね!頭のネジぶっ飛んでんの?そりゃ、おじさん達のが人数は居るけど、誰を相手にしてるかわかってる?私達が、本気になればおじさん達1秒持たずに死ぬことになるよ?おわかり?」
「はんっ!さっきは油断したが、numbersだか何だか知らねーけど、俺達に喧嘩売ったこと後悔させてやるよ!おい、お前たちやるぞ!イリュージョンウェポンを出せ!」
「「「おう」」」
男達は各自イリュージョンウェポンを出し、花穂に襲い掛かろうとする。しかし、男達が花穂達に襲い掛かるよりも早く真穂が花穂達の前に女神アテナを出す。女神アテナは大きな盾を構え、すべてのイリュージョンウェポンの攻撃をガードする。
【――――――――バキンッ】
「「「!?」」」
攻撃を全て受け止められ男達は愕然とする。この人数らな勝てると確信していたため、攻撃を受け止められた時の絶望は予想以上に大きかった。
「――――――――――――――――おいっ」
「う・・・嘘だろ。な・・・なんで攻撃が当たらない。」
「ば・・・・ばけ・・・・・化け物だ―――――――っ!」
「に、逃げろ。うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「お、おい!オメー等、逃げんじゃねー!」
リーダー格の男以外は、イリュージョンウェポンを出したまま逃走を図る。吉沢と、高砂に数の暴力で乱暴をしておきながら勝ち目が無いと思った途端、逃げ出そうとする連中をそのまま見過ごすnumbersではない。
「あらら?逃げるの?情けないわね。」
「逃げるなんて、男じゃないわね!」
「――――――――――――――――逃げるな。」
「おいおい、ただで逃げられると思うなよ?自分達のしたことがどれほどの事か身をもって知ってもらうぞ!」
numbers達は、逃げようとする男達の前へと移動して逃げ道を塞ぐ。そんな中、1人の男が殺気を放ち男達に話す。
「おい。お前等、何処へ行く気だ!?まさか逃げようなんて思ってないよな?逃げようってんなら、ただじゃ済まさねーぞ!」
真斗は、片手に持った銃を男達に向けて立ち男達の周りにはドラグーンバレットを展開していた。
「「「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」」」
男達は手を上げ、降参のポーズをして両膝を下ろす。
「こ、殺さないで・・・・・。お、お願いだ。」
男達は、numbers特製のマナを遮断する手錠を付けられそのまま素直に投降した。




