numbers総出じゃねーか!
いつもと違い、公園でリハビリをする事となった吉沢たち。すると、そこに男達十数人がやってきて吉沢達に声を掛ける。「ヒュー、ヒュー!熱いね君たち!昼間っからこんな所でイチャイチャしちゃって!何やってんの?」「何って、歩く練習してるんですけど何か?」そう言い返す吉沢。何かが起こりそうな予感。いったい男達の目的は何なのか・・・・。
今日も、吉沢と高砂はリハビリの為numbers本部の施設に来ていた。しかし、この日は運の悪いことに扉が閉まっていた。扉には【機材のメンテナンス中】との張り紙がしてある。仕方なくどうしようかと考えていた時、
「今日は公園で歩く練習するか!」
いつも、窓1つ無い建物の中でリハビリをしていたため気分転換に外でのリハビリを思いついた吉沢。施設を出て、街にある大きな広場へと向かう吉沢達。今日は、中等部は早帰り。その理由はテスト期間だからである。本来ならテスト勉強をしている時間。だが勉強には無関心な吉沢、高砂はテストを受けても今の状況だと受けても意味がない。
授業には出ているが、ノートを取る気配すらなくただいるだけの存在だ。
公園に着くと、昼過ぎともあってサラリーマンや、OLといった社会人が昼食をベンチで取っていた。噴水の前に陣取って歩く練習を始める吉沢達。
始めてから数分が過ぎた時、公園の中に十数人の男達がやってきた。昼食を取るサラリーマン達はその男達の異様さに気が付き目で追う。
「よし百合、もう一回やってみよう!」
高砂の手を取り、転んでしまった高砂を起き上がらせる吉沢。その時、公園に入ってきた男達が吉沢達に声を掛ける。
「ヒュー、ヒュー!熱いね君たち!昼間っからこんな所でイチャイチャしちゃって!何やってんの?」
男達はニヤニヤしながら吉沢達に近づいてきた。『何か起きそうだ。』と周りサラリーマンやOLは昼食を食べるのを止め吉沢達を見る。
「何見てんだ、テメー等!見せもんじゃねーんだぞ!」
1人の男が声を大にして叫ぶ。すると他の大人たちは、かかわりたくないと思い目をそらし昼食を食べ始める。
「何って、歩く練習してるんですけど何か?」
「あぁ!そうなの!じゃ、お兄さん達も手伝ってあげるよ!」
そう言うと男達は高砂の手を取ろうとする。しかしその手を吉沢がはらう。
「結構です!自分たちで出来ますから、お構いなく!行こうぜ百合。」
そう言って、別の場所へと移動しようとした時、
「そーいうわけにもいかねーんだよ、クソガキが!」
【ドガッ】
声を掛けてきた男が、いきなり吉沢の顔面を殴る。吉沢は吹き飛ばされ噴水の壁にぶつかる。
「ぐはっ」
「いててててててっ!いきなり何すんだよ!」
「君、吉沢豪君だよね?」
「だったら何だよ!」
「いやさ、ちょっと前に俺達の後輩がさ君たちにお世話になったみたいで、そのお礼をしに来たんだよ?」
「世話になった?何のことだ!?」
「あれ?覚えてない?こいつだよこいつ!」
男はデバイスをだして、吉沢に写真を見せる。
「こいつは・・・・。」
「思い出した?こいつらがさ、とんでもない屈辱をうけたみたいでさ、まぁ何?その仕返しってやつ!」
「仕返しだと?だったら本人が直接くればいいじゃねーか!それとも、そいつはビビりで弱い雑魚なのか?」
「何だと、コラァ!」
「何だよ、コラッ!」
お互いが睨みあう。これはまずいと、サラリーマン風の男性が何処かに連絡する。
「ちょっと良いのかな君!この子の可愛い顔がどうなっても!」
すると、連れの男が座り込んでいる高砂の首にナイフを突きつけている。
「てめー百合に何かしてみろ、全員殺すぞ!」
吉沢は、怒りに我を忘れ無詠唱イリュージョンウェポンを出す。
「おっと、怖い怖い。しまいなよそれ!じゃないと本当にこの子の顔が酷いことになるよ!それでもいいの?」
「クッ」
男達の言葉に素直に従う吉沢。
「それでいいんだよっと!」
【ドガっ】
吉沢の目の前に居た男が吉沢の腹を殴る。吉沢は殴られた腹を押さえて両膝を着く。
「ぐはっ」
「いいね、いいね!人を殴る感触!何回やってもやめらねーわ!オメー等も殴っていいぞ!」
すると男達の集団は、羽交い絞めにして吉沢を殴り始める。
【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】
「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ」
「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
その光景を見たサラリーマンやOLは悲鳴をあげ公園から逃げていく!そんな事はお構いなしに、吉沢を殴り続ける男達。
「おら、もう一発!」
【ドガッ】
「ぐはっ」
「まだお寝んねすんなよ!」
【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】【ドガッ】
殴る手を緩めない男達。すると突如吉沢の体が光だし、傷が回復していく。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
男達は何が起きたか分からない様子。すると、高砂にナイフを突きつけていた男が、異変に気が付く。
「テメーの仕業か!」
【パンッ】
男が高砂の頬を平手打ちする。高砂は手にイリュージョンウェポンを持っていた。
「余計な事を!調子こいてんじゃねーぞ、このアマ!」
【パンッ】
再び男は高砂に平手打ちをする。
「テメー、百合に手を出したな!殺してやる!」
吉沢は再びイリュージョンウェポンを出す。しかし、
「オメーは引っ込んでろ!」
【ザシュッ】
男がナイフで吉沢の太ももを刺す。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「おお、いい感じに鳴くね!いいよ、いいよもっと鳴いてくれよ!」
今度は、先程とは別の太ももにナイフを突き刺す。
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ。何て下品な声!あーおかしい。」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。う・・うぅ・・うう・・・うぅぅ・・・・・・」
吉沢は、ナイフの刺さった太ももを押さえ絶叫する。
「たまんねー!見ろよこいつ、男なのに泣いてるぞ!だらしねーな!男ならこれぐらい我慢しろっての!ホレホレ!」
もがき苦しむ吉沢に男達は口に布を入れ大声を出させないようにし、手足を押さえ動けなくしてグリグリとナイフを動かす。
「ん――――――――。」
「ん――――――――――――――――。」
「ん――――――――――――――――――――――。」
やがて、吉沢の声が聞こえなくなる。
「あれ?気絶しちゃった?情けねーの!」
【ブシュっ】
男は吉沢の太ももからナイフを大雑把にとる。その様子を見ていた高砂も泣き始める。
「さーてと、次はお嬢ちゃんの番だ。どうしてくれようかな。みんなでこの子を犯しちゃいますか?」
「「「いいね!」」」
男達はジワジワといやらしい目つきをして高砂に近づいていく。やがて、男達は高砂の手足を押さえ自由を奪う。必死に抵抗するが高砂の力ではどうにも出来ない。高砂は目を瞑り、
「――――――――――――――――助けて真穂ちゃん。」
すると、先程まで晴れていたのに公園全体が暗闇に染まる。すると男達が一斉に、
「ん?どうした?今って昼間だよな?急に暗くらったぞ?」
次の瞬間、
【ド――――――――――――――――ッン】
空から何かが降ってきて、地面はえぐれ爆風が起き、高砂の左腕を押さえていた男、右足を押さえていた男、左足を押さえていた男が吹き飛び、右手を手を押さえていた男が木っ端みじんになる。
「フ――――――ッ、フ――――――――ッ」
空から降ってきたのはnumbers2の真穂だった。怒りに満ちた顔をしており、殴った右腕は血だらけだ。高砂は、真穂の弐式女神アテナにより無傷。
「――――――――――――――――――――――――。」
「ガァ――――――――――――――――――――――!」
真穂が叫んだ瞬間、巨大な女神アテナとグラディエーター現れる。真穂は唇を噛み、唇から血を流している。そして、栞菜以上の殺気を放つ。
「な・・・・な・・・何なんだよ・・・。」
「ば・・・・ば・・・・化け物。」
【真穂が殺気を放った同時刻】
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「「「なっ!」」」
「何だこの殺気!・・・・・・・真穂か!(真斗)」
「この殺気、真穂ちゃん?(栞菜)」
「ッツ!この殺気は。(柊木)」
「げっ!(花穂)」
「マジかよ、これ(近藤)」
「あらあら、ご立腹なのね真穂ちゃん。うふふふッ(巴)
「うわっ!(霧山)」
「おいおい、全く勘弁してくれよ(numbers6)」
「真穂ちゃんお怒りだね。珍しい(numbers9)
numbersの面々が真穂の殺気に気が付く。
「この嫌な感じ何なの・・・・・・(夜桜)」
すると真斗が、
「先生、緊急事態です!直ぐに出ます!」
numbersのコートを羽織り、急いで窓から飛び降り公園へと向かう。
「おう、気を付けてな!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!一ノ瀬が飛び降りた!」
「おいおい、ここ3階だぞ!?」
「あいつ平気なのか!」
真斗のクラスメイト達は皆窓へと向かい外を見る。そこには、次々と、窓から飛び出していくnumbersの姿があった。
「スゲ――――――――!numbersがあんなにも!」
「numbers総出じゃねーか!写真とっとこ!」
「何か事件かな・・・・・?」
(一ノ瀬君・・・・・・・・・。)




