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Numbers  作者: 雨のち晴れ
双子のnumbers

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イチゴミルクとポテトチップス

真斗のお遣いで売店へとやってきた真穂と百合。真穂はこれでもかと言うぐらいにお菓子を詰め込む。そして部屋へと戻り、真斗達にお菓子を配るのだが配られたものを見る真斗と吉沢は驚愕する。そして、百合のリハビリを始めてはどうかと言われる吉沢。果たして、この後どんな展開が待ち受けているのか。

売店へとやってきた2人。真穂は百合の車椅子を押しながら店内を見て回る。病院の売店は、とても広くありとあらゆる物がおいてある。食料から日用品、それに家電製品なども置いてある。

真穂はジュースを人数分と大量のお菓子を車椅子にひっかけてある籠の中に入れていく。そして、車椅子を押しながらレジへと向かう。とてもじゃないが、真斗から預かったお金では全然足りないレベル。だが、真穂はnumbersである。numbersは本部から任務の報酬として大量のお金が与えられている。とうぜん真穂も真斗並みにお金持ちなのだ。

真穂は財布を取り出すしお金を払いしまおうとするが、百合がまたもや真穂の財布をジッーっと見ていることに気が付く。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


「―――――――――――――――――――――――。」


その様子を見ていた真穂は、財布を一度ギュっと抱きしめ、『あげないよ』と言わんばかりにポケットにしまう。


「――――――――――――――――――――――――。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


そして、再び車椅子を押して店を後にして真斗の居る病室へと戻る。部屋の中では何やら真斗と吉沢が真剣な面持ちで話しをしていた。


【ガラララララララララララララララララララ】


「お!おかえり真穂!ってまたずいぶん買って来たな!」


真穂は備え付けのテーブルの上に籠を置こうとするが、あまりの量にテーブルの上まで持ち上がらない。すると、真斗と話していた吉田が真穂から籠を取りテーブルの上へとおく。


「よいしょっと!おっも!いったいどんだけ買って来たんですか先輩。」


テーブルの上に籠がおかれ、大半はお菓子だ。すると真穂はすぐに籠から1つのお菓子を取り出して食べ始める。


「おーい、真穂さんよ!2人にも飲み物とお菓子をあげてはどうかね?ちなみに、俺にも飲み物をくれ。」


「!!!!!!!!!!!!!!!!!」


やってしまったという顔をする真穂!直ぐに、真穂は吉沢と百合にジュースとお菓子を渡す。そして、真斗にも。


「・・・・・・・・・・・・・・これは虐めっすかね?」


吉沢に渡されたのは豆乳と干し柿だ。百合の方は、オレンジジュースと可愛いウサギのおもちゃが付属しているお菓子。小さい子が母親におねだりして買ってもらうものだ。


「いや、吉沢君はまだいい方だよ。俺なんて見てくれよ、風邪の時に飲む栄養剤と、生ハムだよ!ナ・マ・ハ・ム!」


「まぁ・・・・その・・・・なんつうか・・・・・・・いろいろぶっ飛んでますね、真穂先輩。」


そして当の本人はと言うと、イチゴミルクとポテトチップスだ。真穂は、百合の隣に椅子を持ってきて、さっそく飲み食いを始める。百合は、付属されていたウサギのおもちゃを手に取り眺めている。


「しょ、しょうがない。せっかく買って来てくれたから食べるか・・・・・・。」


「マジっすか・・・・・・・・。」


無言で食べ始める4人。絶望的な顔をして食べる真斗と吉沢。無表情のままお菓子を食べる百合。ニコニコしながら食べる真穂。格差がすごい。するとここで真斗が、


「吉沢君。」


「はい!?何ですか?あっ!生ハムならいりませんよ?干し柿だけで十分です。」


「いや、そうじゃなくてだな。そろそろ、百合ちゃんのリハビリ始めて見てはどうかな?numbers本部にはそう言った施設もあるし、俺が話しをつけておくから。」


少し考えこむ吉沢。確かに、足が不自由になったわけではない百合。このままずっと車椅子の生活もどうかと思い真斗の提案を吉沢は受け入れることにした。


「そうですね、お願いできますか?」


「任せてくれ!明日から使えるようにはしておくよ!」


「ありがとうございます。助かります。」


こうして、翌日から百合のリハビリが始まるのであった。だが、この時はまだ誰もこの後に起きる悲惨な出来事を知る者は居ない。

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