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Numbers  作者: 雨のち晴れ
最悪の野外実習編

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39/64

絶望する君へ、私が今出来ること

何とか、視界の開けた場所へとやってきたB班。ここで、迎え撃つと決めた真斗とクラスメイト達。順調に魔物を討伐しているかのように見えたのだが、ここで新たな問題が浮上する。この状況下の中、真斗はどんな決断をするのか。

何とか開けた場所へとやってきた真斗達B班。


「よし!ここで迎え撃つぞ!各グループ防御の陣をとれ!そして、みんな落ち着いて戦え!そうすれば何とかなる!」


「「「はい」」」


「椿ちゃんは俺と反対方向を頼む!」


「わかりました!」


「来るぞ!」


B班に向けて弓矢が飛んでくる。そして、ゴブリン達は前進してきて近接戦闘へと切り替わる。生徒達は、前衛後衛に分かれて戦う。真斗と椿が生徒達より一歩前に出て戦う。


「つ、つえーーーー。流石は、numbers7だ」


「いいや、九条さんも負けてないよ!相当強い!」


「ってか、感心してる場合かよ!俺達も働かねーと!」


「わ、わかってるよ、んなことは!」


B班は、各グループ連携が取れており、そこまで苦戦していなかった。真斗と椿は共に近接戦闘も中距離戦闘が出来るため、詰め寄られても対応できる。それに、真斗にはドラグーンバレットがある。それを使い、魔物達を近づけさせない。

飛んで来る矢も、全て打ち抜いている。


「みんな、耐えるんだ!そしたらいつか勝機が見えるはずだ!」


真斗の激で場が活性化する。


「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ」


「こんな所で死ねるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


「私達は生き残るんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


生徒達の頑張りで、どうにか押し返し始めるB班。だがここで、事態が急変する。


【バーーーーーーーーーーッン】


突如、空に赤色の光が現れる。真斗は方角的に見てA班だと確信する。


「真斗さん、あれって・・・・・」


「そ、そんな・・・・。まさか・・・・・。嘘だろ。」


攻撃の手を止め、ただ茫然と立ち尽くす真斗。B班が見た光の正体は、numbersだけが所持する緊急救援要請及び死者が出たことを意味する。いくつかの色があり、

【青はnumbers数名の要請】、

【緑は負傷者ありのnumbers要請】、

【黄色は被害が甚大numbers上位数名要請と医療班要請】、

【赤は最も酷く死者が複数名出ており被害が絶大numbers上位及びnumbers候補者及び医療班を迅速に要請】

の合図だ。

真斗はすぐさまインカムで柊木に連絡する。


「・・・も・・し・・・も・・・ま・・・・・け・・」


「もしもし、柊木さん!そっちで何があったんですか!?」


「・・・しゃ・・・・もう・・・お・・・な・・・どう・」


「柊木さん!・・・・クソ、電波が・・・・」


「・・・かえで・・・・た・・へん・・き・・ん・・おね・・

・・・助け・・・・・・・」


「楓に何かあったのか!?柊木さん、答えてくれ!たの・・

・・プツン」


「クソがっ!」


【バンッ】


真斗は被っていた仮面を取り怒りに満ち溢れている。


「「「「「「「!?」」」」」」」


「お、おい。見ろよ。あの人って・・・・」


「numbers7って姫崎さんのお兄さんじゃないか?」


「え!?漆様が姫崎さんのお兄さん!?」


「な、何だと」


「でも、高等部じゃ一番弱いって噂じゃ・・・」


「みんな、説明は私が後でするから今は戦いに集中して!お願い」


「あぁ、そ、そうだな!」


「わ、わかった。」


「ここをお願いできる?私は真斗さんの所に行ってくる。」


「あ、は、はい!」


椿は急ぎ真斗の元へと走り出す。


「真斗さん、あの光って?」


「あれは、numbersだけが持っている救援要請の道具だ。今放たれた赤色の光は最も酷く死者が複数名出ており被害が絶大numbers上位及びnumbers候補者及び医療班を迅速に要請の合図だ。」


「え!?死者が出た。」


「あぁ、何人かは分からないが死者が得ている。それに柊木に連絡したら楓の身に何かが起きたみたいだ。クソっ!」


「!?」


「どうすりゃいい。俺は、どうすれば・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「真斗さん、ここをお願いしてもよろしいでしょうか?」


「ここを?」


「ここにいるクラスメイトをお願いします。私は、楓ちゃんの救助に向かいます!」


「ダメだ!向こうがどんな状況かも分からない!そんな所に向かわせるなんて俺には無理だ。」


「真斗さん!このままじゃ楓ちゃんが死にますよ!いいんですか!?」


椿のこのままじゃ楓が死ぬと聞いてクラスメイト達が反応する。


「え!?今なんて?」


「ひ、姫崎さんが死ぬ?」


「う、嘘だろ・・・。だって姫崎は主席入学で、俺らよりはるかに強いはずだ。」


「そ、そんな姫崎さんが死ぬかもって。A班で何かあったの?」


「あの赤色の光が関係してるんじゃね?」


「真斗さん!!!」


「漆様!椿ちゃんを行かせてあげてください!」


「お、俺からもお願いするよ!九条を行かせてあげてくれ!」


「ダメだ。」


「何でですか!!」


「危険だからに決まっているだろ!あんな戦地に、中等部1年生の女の子1人行かせるわけには!それに、向こうにはnumbers3が居る!きっとどうにかなるはずだ。」


「その、numbers3が迅速な救援要請を出したんですよ!ただ事じゃありません!」


「!?」


「私は、真斗さんに助けてもらった時から決めていたんです。いつか必ず恩返しをしたいと。今がその時なんです!だからお願いします。私を行かせてください。楓ちゃんを失ったら私は・・・・・」


涙を流し真斗にお願いする椿。拳が握られ、その手は震えている。


「・・・・・・・わかった。楓の事を頼む。助けてあげてくれ椿ちゃん。」


真斗も目から涙を流し、妹を救ってくれと初めて誰かにお願いした。


「任せてください!絶対に楓ちゃんを死なせたりしません。」


「九条!こっちは俺達に任せろ!」


「私達なら平気だから、姫崎さんの所に行ってあげて!」


「今、姫崎さんを見殺しにしたら俺達絶対に後悔する!」


「頼んだぞ九条!」


「み、みんな・・・・。ありがとう。行ってきます!」


こうして、A班の救援に向かう九条。そして、今もう1つの場所で悲劇が起ころうとしていた。

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