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Numbers  作者: 雨のち晴れ
最悪の野外実習編

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駆け抜けろ!仲間の元へ!

急ぎnumbers本部に救援要請を求める為学園へと向かう高砂と高橋であった。ところが高砂が思わぬ事をいいだす。「ごめん高橋君。やっぱり学園へは1人で向かってくれる?私は、豪君の所に戻る。」何かを決意した高砂。そして、急いで学園へと向かう高橋。果たして、この状況を覆えす事が出来るのであろうか。

吉沢達を別れて5分。高砂達は学園へと向けて走っていた。そして、高砂が1人立ち止まる。


「ど、どうしたのさ、高砂さん!?」


「ごめん高橋君。やっぱり学園へは1人で向かってくれる?私は、豪君の所に戻る。」


「な、何言ってるんだ高砂さん!あそこに戻ったら間違いなく死んじゃうよ!?」


「いいの。私には豪君が居なくなるだけでこの世界は無意味なものになっちゃうの。」


「それって・・・・・・。」


「うん。私ね、豪君の事が昔から好きだったの。小さい時に、私は虐められていて、それをいつも豪君が助けてくれたの。私にとっての豪君はヒーローそのものだった。だからね、失いたくないの。もう誰も。」


「高砂・・・・・・・。」


「そう言う事だから私は戻るね。高橋君はちゃんと学園にこの事を必ず伝えて!いくら漆様でもあの数は無理があると思うの。」


「わかった。必ず、応援を呼んでくる!だから絶対に死なないでね!」


「うん」


「待ってて豪君!私のイリュージョンウェポンがあれば、あなたを助ける事が出来るから。」


こうして高砂と、高橋は己の成すべきことを最優先に走り出す。


【高橋視点】


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、もう少しで学園だ。高等部のがnumbersが居るから高等部に向かうのがいいか。」


全速力で高等部の校門を抜け、高橋は1番近い1年の教室に入る。


「すみません!助けてください!」


突如の来訪者に驚くクラスメイト達。「誰だこいつ?」みたいな顔で皆高橋を見る。すると、教団に立っていた教師が、


「何だい君は?今は授業中だよ!?出ていきなさい!」


「お、お願いです。助けてください。み、みんなが・・。このままじゃ、みんなが死んじゃう。」


「おい、おい、いい加減にしたまえ!君、その制服は中等部だろ?早くくだらないことを言ってないで学園へと戻るんだ。」


「お、お願いします。話しを聞いてください。お願いします。」


泣きながら教師に話す高橋だが取り持ってくれない。


「いい加減にしないか!」


とここで、夜桜が助け船を出す。


「先生、話しぐらい聞いてもいいんじゃないですか?どうしたの君?お姉さんに話してみて。」


夜桜は、泣きじゃぐる高橋にそっと手を差し伸べる。


「落ち着いて。さ、何があったの話してみて」


あまりの出来事にクラス中が静まり返る。


「あ、ありがとうございます。僕の名前は高橋大地。中等部の1年です。本日、野外実習がありその途中だったんですが、変な扉から次々に魔物達が現れて各班の所に向けて歩いて行ってるんです。僕たちはその事を伝えようと、急いで班に合流を試みたのですが、ゴブリンに遭遇していく手を阻まれて、友達が囮になり僕と高砂という女子だけを逃がしてくれたんです。」


「高砂!?高砂って、高砂百合ちゃん?」


「は、はい。その子です。でも、その子も囮になった友達を助けるために戻ってしまって・・・・・。」


「でも、野外実習って確かnumbersが居るわよね?大丈夫なんじゃない?」


「い、いや。あれは無理です。100体は魔物が居たんで。それに、同行しているnumbersの方は各班に1名しか居なくて、僕たちのクラスはA班とB班の2つに分かれて行動してて、numbersの方は2名しかいません。それに、いくら中等部主席の姫崎楓が居てもあの数じゃ、とても太刀打ちできないと思い、numbers本部に応援要請をお願いしに来たんです。このままじゃ、あの2人のnumbers、3番と7番の方は死んでしまいます。」


「え!?今なんて?」


「え!?だから3番と7番の方ですが・・・」


「一ノ瀬君と楓ちゃんが居るの!?」


「一ノ瀬君って誰ですか?3番の方は柊木って言ってましたけど・・・」


「一ノ瀬君ってのは、うちのクラスの子でnumbers7なのよ!」


突然の夜桜の暴露でクラス中がどよめく。


「お、お、お、お、お、お、おい。一ノ瀬ってあのクズノ瀬

だよな?」


「あ、あぁ。あの最下位クズノ瀬だな。」


「マジかよ!あいつ、無敵って噂のnumbers7だったのかよ」


「し、信じられない。一ノ瀬君が最強とも言われているnumbers7?」


「菖蒲、空木、急いで学園長室に行ってこの事を伝えてnumbers本部に連絡してもらえるようお願いしてきて!」


「わ、わかったわ!でも、紅葉は行かないの?」


夜桜は一瞬にしてイリュージョンウェポンを構築する。


「私は一ノ瀬君を助けに行く。彼を失いたくないもの。」


「そっかぁ。紅葉は、一ノ瀬君一途だもんね!オーケー了解!いってらっしゃい!」


「も、もう!余計なこと言わないで!行ってきます!」


「こ、こら夜桜さん、今は授業中ですよ!戻りなさい!」


「いいじゃんか桜子先生!行かせてやれよ!」


「そうですよ!恋する乙女の邪魔をするもんじゃないですよ!」


「どうする!?俺達も行く?人数多い方がよくね?」


「俺達が行っても、一ノ瀬の邪魔するだけだからやめとけよ!」


「だよなぁ。そうなんだよなぁ。」


「今はあいつを信じるしかねぇーな。」


「そうね。一ノ瀬君を信じましょう。」


こうして授業どころではなくなった1年A組。相沢達も急いで学園長室に向かい、事の真相を話しnumbersに救援要請を求めるのであった。

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