numbers3とnumbers7現る。
真島との事件から一週間後。相変わらず、高砂への虐めは続いていた。それでも、高砂はくじけなかった。楓と椿が友達になってくれた事により、心に余裕が出来たからだ。そんな高砂に、更なる嬉しい出来事が起こるのだが・・・・。
真島との事件から一週間後。相変わらず、高砂への虐めは続いている。今までは、陰湿な虐めだったにもかかわらずここに来て本格的にエスカレートしてきた。
登校すると、机の上には花瓶に入れられた花が置かれていたり、机には誹謗中傷なことが書かれていたり、靴を隠されたり、ここ一週間であからさまに目に見てわかる虐めが頻発している。
それに、高砂の虐めの事は渡辺桜子も見て見ぬフリしている。唯一の救いは、以前とは違い高砂には楓と椿という強い味方が居た。
椿は、クラスメイトになぜこんな事をするのかと声をあげたり、桜子に虐めを止めさせるようせまったり、楓にいたっては、桜子や、クラスメイト達が居る目の前で、落書きされた机を教室のある二階の窓から校庭に向かって投げ捨てる。
「いい加減にしなさい!姫崎さん!」
「いい加減にするのはそっちでしょ!?担任教師ともあろうお方が虐めを見て見ぬフリとか。」
「このクラスでは、虐めは一切ありません。そうですよね、みなさん?」
「虐めなんか俺達してねーし」「そんな幼稚な事するわけねーじゃんかよ!」「姫崎さんだって、学年主席ってだけでイイ気になってんじゃないわよ。」「主席だからって、何をやっても許されるわけじゃないのよ?その辺お解り?」
クラスメイト達はそれぞれ言いたいことを言っている。三対クラスメイト全員+担任教師じゃいくら姫崎が優秀で正論を言っても決して数の暴力には勝てない。
「クッ。」
「まぁ、お兄さんがお兄さんなら妹も妹ね。兄弟そろって結局はクズって事ね。あなたもあなたのお兄さんも。あなたはまだ学年主席だからまだ見込みはあるけれど、お兄さんの方はまるでダメ。クズ過ぎて見込みないわね。」
「何だと」
「え!?聞こえなかったの?じゃ、もう一度言ってあげる。
あなたのお兄さんは、ク・ズ・なの!わかった?」
「貴様ーーーーーーー!」
本気モードでブチ切れした楓、イリュージョンウェポンで桜子に向かって矢を放つ。が、それを吉沢が桜子に当たる直前で防ぐ。
【バシュッ】
【ガキンッ】
「おーお、危ないね。主席様が、担任教師に向かってイリュージョンウェポンを放つなんて前代未聞だぜ?こりゃ退学じゃ済まねーな。イリュージョンウェポンの一生封印確定案件だぜ、これは。」
「なっ!」
「だってそうだろ!?一般人に向けて攻撃したんだ。封印されて当然だよな!?言い逃れは出来ないぜ、主席様!」
「「「はははははははははははははははは」」」
クラス中に大きな笑いが起こる。
「さ、証人も居ることだしさっさとnumbersに連絡して封印してもらうようにお願いするか。」
「ちょっと、待ちなさい!それだけはダメ!それだけは・・
・・・。お願いだから。」
「はぁ!?今頃泣き言言っても遅いだろ。恨むなら高砂を庇った自分を恨むんだな!さてと・・・」
吉沢がデバイスでnumbersに連絡し始める。
「あ!もしもし!?numbersの本部の方ですか?実は、一般人に向けてイリュージョンウェポンを・・・・・」
「クッ。」
「か、楓ちゃん・・・・。」
「えぇ、その人物ですか?え!?あ、はい。名前は姫崎かえ
・・・・・・。」
吉沢が楓の名前を言いかけた所で、教室のドアが豪快に吹き飛ぶ。
【ドガーーーーーーーーーーーーンっ】
吹き飛んだドアは、ガラスを突き破り校庭に落下する。そして、一人の女性の声が桜子に話しかける。
「渡辺先生、まだでしょうか?」
そこには、壊されたドアから中に入ってくる人物が二人。一人は、ピンク色のサイドテールのナイスバディのnumbers3
の柊木桃花と仮面をつけたnumbers7の一ノ瀬真斗だ。
「え!?あ、はい。」
「それと、君!ちょっとそのデバイスを借りるよ。」
柊木が吉沢のデバイスを奪う。
「ちょっ!」
「あ!もしもし、柊木です。あ、はい。この通話の話しは無かったことで大丈夫です。えぇ、私が見ていましたから。はい、ではそう言う事で。」
柊木は、numbers本部の人間と通話を終えてクラスを見渡す。クラスメイト達は、緊張のあまり声が出ない。
「これはどういうことですか?渡辺先生。私達が黙って聞いていれば。」
「こ、これはですね・・・・・。」
「いくら何でも見過ごせませんね、この状況は。あなたは自分が何をしたかわかっているのですか?あれほど、姫崎楓を刺激するようなことを言うなと言われたのじゃないのですか?」
「それは・・・・・。」
「あの子は、昔にお兄さんに命を助けられたのですよ?その命の恩人を侮辱されて黙っているわけないでしょ!?あなた死にたいのですか?」
「え、いや。別にそういうわけじゃ。」
「今の攻撃も、姫崎さんが最小火力で放ったから良かったものの。本気で放ったら、そこの彼のイリュージョンウェポンも粉砕され、黒板の向こう側の校舎が跡形も無くなくなっていましたよ?」
「な、何だよそれ!あの攻撃が最小限の火力だって言うのかよ!」
「ええ、そうです。あなたじゃ、姫崎さんの足元にも及ばないでしょうね。彼女は、中等部じゃ一番numbersに近い存在です。いえ、それ以上ですね。おそらく、ここに居るnumbers7と互角ぐらいかと。」
「そんなバカな話があってたまるか!一番numbersに近いのはこの俺だ!」
「まぁ、あなたもそこそこ強いようですがいいとこnumbers候補者いいところでしょうね。」
「くそーーー!どこまで俺をバカにすれば・・・・・」
吉沢が、イリュージョンウェポンを動かそうとした時、真斗が吉沢のこめかみに銃を当てる。
「止めておけ。numbersに歯向かうとどうなるか知っているだろ?」
あまりの速さに楓と椿以外はついていけてない。クラスメイト達も開いた口がふさがらない。
「な、なぁ、今の見えたか?」「俺に聞くか?そんなの見えないに決まってるだろ」「いったい、何が起こったんだ?」「やっぱり漆様最高だわー!」「カッコよすぎ!」「きゃーー、漆様!」「す、すげーよ!やっぱ漆様はすげー!」「漆様、バンザーイ!」
あらぬ方向に話しがそれ始める。それを柊木が修正する。
「えー、みなさん。聞いてください。今日私達がなぜここに来たかというと・・・・・・。」




