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終末の七日間

 2019年12月25日。第一の日。

 東京都千代田区を中心として突如、直径約10kmに及ぶ大穴が開く。これにより中心部の土地、建造物、人間は全て消失。

 当日は偶然にも東京を離れ、難を逃れていた内閣総理大臣により、非常事態宣言が発令される。


 同年同月26日。第二の日。

 大穴から無数の怪物が出現。各宗教に記された『悪魔』の特徴に合致する個体多数。

 大穴周辺で救助活動を行っていた自衛隊、警察、消防や救急及び周辺に住まう数万人の東京都民が犠牲となる。


 同年同月27日。第三の日。

 日本政府より住民に対して、東京及び関東圏からの緊急避難命令が発令される。

 同日、アメリカ軍は大穴周辺で悪魔との戦闘を開始。07時00分戦闘開始、同日16時頃に壊滅、撤退。

 日本政府、アメリカ政府に新型兵器の使用を要請。アメリカ大統領、これを受諾。


 同年同月28日。第四の日。

 アメリカ政府、日本政府の要請に応じ新型爆弾の使用を決定。

 民間人の避難は完了しておらず、日本政府内でも反対の意見が多数あった模様。

 同日20時00分、アメリカ空軍により東京に新型爆弾投下。悪魔達の一掃を図る。


 同年同月29日。第五の日。

 新型爆弾投下による効果は得られず。

 日本政府はこれを受け、東京から首都機能を正式に京都へ移行すると発表。国際社会及び日本国民から強い非難を浴びる。


 同年同月30日。第六の日。

 東京湾上空に巨大な光の輪が出現。その輪から『天使』が舞い降りる。天使達は悪魔達との戦闘を開始する。


 同年同月31日。第七の日。

 天使と悪魔の戦闘によって、東京周辺は人間が立ち入り不可能なほどの廃墟あるいは戦闘地域となる。




 ――以上が、七日間に及ぶ『ニア・ハルマゲドン』の概要である。




出雲大社第二等書記官 榊原(さかきばら) 神子(みこ)

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