サンダルを履いた少女
サンダルを履いた少女
白い少女
サンダルを履いた少女
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白いカーテンから風がやってくる
心地よいつめたさが足を這い上がって消えていく
エナメルの靴の中は置いてって
風よ風よ私の足に残るものを全て持ってっておくれ
あぁ私が白い少女なら
気になるあの子にごきげんようって
そんな儚い夢の使いなら
裸足にサンダル
白いワンピース
顔も知らない人に手紙を書きながら
夏の私は白い少女
白い少女
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あなたはみんなの傍にいて
いつも私を見守る子
ときどき靡いたスカートで
私に声をかけてくる
ああそこにあるのはカーテン