表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/11

廻の故郷

葉蓮はれと合流した二人、

かいの故郷の手前にある村を目指すことになった

確かに近いが、山の中にある村で、必要なものがあるらしい

私の故郷のように、知られていないようだ、情報を集め回る

達人が多数隠れ住んでる噂があり、魔物を何度も、追い払ってるとの話

両手武器の重い攻撃、直撃したら無事では済まない

魔物にも有効なんだなと感心していると、剣ではない鈍器らしい

でも、隕石で出来ていると言っていたし、石柱せきちゅう鈍器ともいえるのかもしれない

実際に目にできるのは楽しみだよ



必要不可欠な装備品の補充を整え、出発する

想像以上に写メの傾斜がきつい、言葉には出さないようだが、二人とも辛いようだ

「二人とも、声が聞こえてこないけど大丈夫?」

「元々、無口なんだ 体も大きいし忍耐力には自信がある」

「私は、限界もしれない・・・」

「情けないと、言いたいけど、水の音も聞こえてくるからそこで休憩しましょう」


川に橋のかかった岩場付近で休むことにした

水の近くは涼しいわ、川魚も泳いでいる

体力の限界と言っていた南深なみ、弓を引き魚を捕まえていた

「泳いでいるのによく当てられるわね」

「水の流れを読むんだよ、大きな岩分かりやすいかな、流れが穏やかになるポイントが」

「え、どれどれ?」

渡ろうと岩を飛んだら、踏み外した

体勢の崩れた手を引き、腰に手を回すと優しく抱き上げ、安全な足場へ戻してくれた

「ありがとう 着替えることになっていたよ」

お礼を聞くと、顎に手を固定すると、唇が近づいてくる

パチン 頬をはたいた、何考えてるんだ

「お礼を・・・」

「元気みたいだし、村めざしましょうか」


険しい山道、おりは崖側を選んで崩れないか確認しなら進んでいた

妹思いの兄、心配で普段からの癖なんだろうな

古い橋を渡るときも、走っていき、落ちないか確認していた

履物の靴底も、登る前に心配していた


斜面から、砂と小石がパラパラと落ちてきた

普段見せない表情に変わり、荒々しく、肩を掴むと壁に押し付けてきた

運命の人!この展開は壁ドンですか?いや、股ドン?

南深なみもいるのに大胆、少し遅れているけど見られちゃうよ

キスまでの時間はまだあるかも、荒々しく唇重ねてくるのかな

やだ、何考えてるんだろう、期待何て少ししかしてませんよ

早くも、セカンドキス!


葉蓮はれを頭を優しく触れるとしゃがみ込み覆いかぶさる

そこまでは、強引だわ体が動かせないよ、嫌・・・

ドドドド ゴン コーン

大きな岩が落ちてきて背中で岩を受けた

大怪我するかもしれないんだよ?痛くないの?守ってくれた、素敵でも心配

慌てて背中に怪我無いが確認しようとしたが、目と目があうと優しく笑い

葉蓮はれさん、怪我はしてない?」

服の隙間から覗く肌が真っ赤に腫れてる、自分の事より私の心配

運命に間違いない、感じるものがあるのよ ボーと呆けていると

忍び寄る影に近寄る足音、狙っているでしょう

かわせるように大きく振り回したが南深なみ頬を叩いていた

「心配して見に来たのに」

「あなたは、油断できないの、いきましょう」

避けられるのに、当たりにきてるよね?なんでだろう



警備員が6人たっている

{何しに来た?」

{手紙を届けにきました」

「あ、あいつか、いいだろう」

不満そうな顔をしていたが中にいれてくれた

ふぅ、やっと着いたよ


3人で乾いた喉を潤そうと、お店に入る

酒場ののような、明るいうちにからお酒は飲まないよね

見知らぬ人が入ってきたのが気に入らないのか会話が止まり、こちらを睨んでいる

場違いのようね・・・飲んだらすぐにてましょう


村人A「そんなに体格恵まれているのに魔物怖くてにげこんできたか?」

村人達「そうだろうな、あはははは」

村人B「俺のおごりだ」

おりの頭に飲み物をかけてきた、非礼な人たち

黙って、何もなかったかのようにやりすごす

村人C「つまらんやつだな、いくか」


「腹立たないのか?」

「いいんだ、故郷では同じ目にあっていたし、慣れているよ」

「あなたって人は・・・・」

聞いていたのとは・・勇敢な武芸者の集まりにはみえなかった

手紙を渡さないといけなし、見せの人に尋ねても教えてくれない

店を出て、村人に話しかけるが、無視される

話てくれる人もいたが、知らないと冷たくあしらわれた

それでも、みんなが冷たいわけではなく、優しく接してくれる人もいたが

村人D「あなた一人で話しかけたら態度違ってくし答えてくれると思うよ」

どういう意味だろう?教えて貰えるならそうしてみるかな

二人を連れ宿屋を決めると、時間置いてから話しかけることにした

なんか気疲れした・・・すこし休みたい。

また、話しかけるの心の準備がいるよ


「どう思う?」

「相手にされないと手紙渡す相手探すのも厳しいよ」

「嫌な予感がする。外で泊まるほうがよくないか?」

「疲れてるし、一夜だけ、明日からそうしよう」

「そうね、感じ悪いし、よそ者、嫌がってる感じするよね」

どうして、かいは、ここに来るようにいたんだろう

必要など無い気がしていた。

初めて聞いたお願い、命を削りくれた力、愛に恩に応えたい



村人E「そんな男、やめて俺に付き合えよ。魔物から守ってやるぞ」

村人F「怖くて、安全なこの村に逃げてkきたんだろ?」

村人G{守って欲しいな、わかってるだろう?」

村人H「嫁に来たら住民だ、安心して暮らせるぞ」

ここの武芸者なんなの?自信過剰なの?

魔物と戦いすぎて狂ってるの?

でも、魔物の不安から、心が壊れる

道徳がなくなる・・・私の故郷だっておかしくなっていた

思い出した、お父様に疑われたあの時も・・・

最低だよ、弱みに付け込んで、恐怖でおかしくなったのだろうか

こんな事思い出すなら、来るんじゃなかった

手紙渡せたらすぐに去ろう・・・


時間かかったが、村から少し離れたところで住んでいることが分かった、

もう遅いし明日の朝、尋ねようかな、なんかまた疲れたよ

嫌な事思い出したからなのか、眠れない・・・

窓からはい月明り、癒されるよ、散歩でもして心を落ち着けよう

空に近いからかな月が綺麗、近くの川もあるのかな、水の流れる音も聞こえてくる

ザァァ 川の音で聞き取れてなかったが、泣き声が聞こえてくる

気になってしょうがない、歩いて、近づくと大きな背中、おりだった


ごめんよ。理由りゆ気持ちに応えられなくて、後悔しているんだよ

南深なみには感謝している・・僕にはできなかった、

情けない兄でごめんな、こんなに苦し思いをするなんて、理由りゆ

天国に送ってやるのは僕の役目だった。思い違いしていたよ

ううう 本当の優しさは、心を鬼にして、理由りゆの願いを叶えてあげることだんだ

機会を失ったいま、悔やんで後悔して、泣くことしかできない

もしもあの時に戻れるなら、愛しているからこそ、僕が・・・うううう


月が綺麗だと喜んでいたのにあの夜、思い出して、苦しんでいたんだね

おり、ごめんね、答えが見つかってないの、慰める言葉もうかんでこないの

横で泣いていいかな?一緒に、涙流してもいいかな?

大きな背中を抱きしめて「ごめんね」泣き続けた


山の夜は冷える、この時期、凍え死ぬものもいるという

泣きつかれ、二人で抱き合って眠っていた

起こして部屋に戻ろう・・・


「風邪ひいちゃうよ おり起きて」

立ち上がると、体から何かが落ちた、寒い!

布団が掛けてあったんだ 南深なみだわ、本当に優しい

慰めてくれなくても、見守ってくれているかいと同じように

私にはわかっているよ。あなたの気持ち ありがとう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ