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第1話   東京へ

コメントください!!

間違っているところがあったらご指摘よろしくお願いします

成田空港はいつものように混雑していた。その中に、少し長身で顔の整った16歳の少年、神岡青葉かみおかあおばは、1人空港の前で立っていた

「ここが東京・・・・オレが生まれた場所なのか」

青葉は日本人だが、父の仕事の影響でアメリカで16年間過ごしていた。つまり東京に来たのはこれで2回目だったのだ。そもそもなぜ東京に1人で来たかというと、父がガンで死んで、母と青葉がアメリカにいる理由もなくなったからだ。そして一昨日、荷物も全て運び終わったとき、母がずいぶん前に投稿していたイラストがなんと大賞をとったらしく、仕事が大量に来て報酬も悪くなかったので母はアメリカに残ることになった。青葉はせっかくだから東京に住んだほうがいいと言われて、1人飛行機に乗って東京まできたのだ


「あなた神岡青葉君?」

1人の女性が話しかけてきた

「はい、あなたは母の知人の・・・・・」

「栗原裕子よ。いや~晶子の言うとおり本当にイケメンね。

 最初晶子に息子はイケメンだからって言われた時はどこの親バ カだって思ったけれど、これは本物だわ」

「IKEMEN?・・・・・・なんですかそれは?」

「えっとね・・・・・・かっこいい人に言う褒め言葉よ」

「えっと、・・・あの・・・その、ありがとうございます」

日本人は遠慮ガチだって聞いたけど、まるででたらめじゃないか

「顔赤くしちゃって、素直ね~。あっ、こんなとこで立ち話して ないで車でどう?」

「あっ、はい」


駐車場につくと、彼女はバックからキーを取り出し、ドアを解除した。

車の色は黒色で、ワンボックスカーだった。2人だけ乗るにしては少し大きすぎると思ったが黙っていた

「助手席どうぞ」

「失礼しま~す」

「シートベルトしめた?」

「はい」

そういうと、彼女はエンジンをかけて車を発車させた。


「いまからあなたの住むマンションにいくわよ。マンションまで

 時間かかるから寝てていいわよ」

「はい、ありがとうございます」

いつの間にか高速道路に入っていた、外の景色を眺めているうちに眠気がオレを襲ってきた。

            ・ 

            ・ 

            ・           

「ねーねー、青葉くん今度はおままごとやろーよ」

「いーよ。おままごとの後はおにごっこね」

「うん!」

そこは公園だった、小さな砂場にシートをしいて、おままごとセットを広げている女の子、そして隣には小さい頃のオレがいた。

「ねーねー、青葉君。いつまでたっても一緒に居ようね」

「わかったよ。・・・・ちゃん、ぼく将来・・・・になって

 ・・・・ちゃんのお婿さんになるから」

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            ・

            ・

「あお・・・・・くん」

「青・・・・・・くん」

「あーおーーばくん」

「あっ、すいません寝ちゃってました」

さっきのは夢だったのか、さっきの子の名前なんだっけ?

え~と、う~~~~ん、でてこない

「どうしたの?考え事?」

「いえ、なんでもありません」

「そう、着いたわよ。ここがあなたの住むマンションよ」

車から降りてそのマンションを見る。辺りはもう夕方で綺麗なオレンジ色に輝いていた

「えっ、・・・・・・・でかくないですか?」

見た感じで10階以上は確実にあった

「そうよ、晶子青葉に不自由がないようにって言ってとても高い

 部屋買ったのよ」

「へえ~~」

「じゃ、もう青葉君が寝ている間に管理人さんに挨拶しておい  たから、そろそろ帰るわね」

「はい、いろいろとありがとうございました」

「いいのよ・・・あっ、危ない危うく忘れるところだったわ

 はい、これ学生証」

「学生証?」

「そうよ、もう話はつけてあるから。この春からあなたは私立

 杉山高校に高校1年生として推薦で入学することになってるか ら、制服はもう届いていると思うわ、詳しくはパンフレットを

 よく読んでね」

「はい」

彼女はパンフレットと部屋のカギをオレに渡すとワンボックスカーに戻っていった、

「なんかあったら連絡してね~、電話番号は勝手に交換させても

 らったから」

「は、はい」

許可とれよ!!、心でツッコミをいれる


えっと、906号室、906号室あ、あった

玄関の前はダンボールが10個くらい置いてあった

これくらいなら整理するのは簡単だろう

カギをあけ扉を開く

「ひ、広い・・・・・・・」

部屋は大きく分けて3つあった

リビング、個室、個室、洗面所、トイレ

その1つ1つがとても大きくてオレは驚いた

「よし!!張り切って整理するぞ!!」

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           ・ 

           ・ 

だいたい整理は終わった。といってもダンボールには本や

カバン、パソコン、洋服などしかなかった


ピンポーーーーーン

「はーーい」

ドアを開けると20歳くらいの若い男の人が立っていた

「ベットもってきました」

「どうも」

「設置しましょうか?」

「おねがいします」

「どこにしましょう?」

「じゃあここで」

オレは一番日当たりのよさそうな部屋にしてもらった


そのあとには、机、食事用のテーブル、洗濯機などが送られてきた。そして最後には栗原さんの言っていた制服が届いた

「ふーーー、完璧・・・・・・・あっ、やばい財布空港に置いて きた!!」

今から電話するか?いや番号がわからないしどのみち奪われているだろう

どうしよう・・・・・・


こうしてオレの東京に来て最初の1日が終わった


「はらへった~~~~~~~」

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