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【小説】『恋襲ね』小林典雅

作品情報:『恋襲ね』(小林典雅・白泉社花丸文庫BLACK)

今回は小説の感想を。BL小説はほんと久々です。


『恋襲ね』小林典雅。花丸文庫BLACKの作品だけあって、エロい。背徳の匂いがぷんぷんします。ええ、そりゃあもう妖しい。尽くしたり尽くされたり辱しめられたり……って恥ずかしくてもうこれ以上書けません。。


両想いの幼馴染みと引き離されて領主の児小姓に召し出された主人公。でも領主はただ一人だけをひたむきに愛していて――でもこの領主サマは脇役かな。領主サマを軸にした人間関係の中で話は進んでいくんですけどね。で、主人公は色んな方面から熱視線を浴びていてですね、あーんなことやこーんなことをされちゃう。いやあ、エロい。エロくて実にいい。でも心の動きがとても丁寧に描写されていて、繊細です。

ただ、一つだけ好きになれなかったのは、受けが複数の相手をするところ。いやね、虚構は虚構として割り切ればいいんだけど、どうもこういうのはあたしダメ。ま、単なる好みですわ。

ところでこのタイトル、内容と合っている様でもあり合っていない様でもあり。ちょっと微妙です。


さて、この作家さん、初めて読んだのですが、むーん、BLでここまでしっかりした歴史蘊蓄を盛り込める人がいるとは正直思わなかった。無論BLだから萌え優先で風俗など正確には再現していないのですが、きっちりとした知識のある方なのだあ、と実感させられました。以前花丸さんの小説賞に応募した時、風俗や言葉などそれらしくはあるが弱い、と講評されたことがあり、何でやねんと思ったのですが、こういう作家さんを抱えているからこその言葉だったのかもしれませんな。



このところBL小説を大量購入しています。こちらの世界に再チャレンジするので勉強の為に――と言いつつ、結構純粋に楽しんでたりします(^^;

次回も小説の紹介になる可能性大です。ではまた。

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