飛躍
今朝、目覚ましを止めようとしてベッドから転げ落ちた
子どもの時からベッドで寝ているが、転げ落ちたことなんてない
自慢じゃないけと、寝相はとても良い
思えばあの時から新しいパラレルワールドに飛んだ気がする
神社で、大吉を引いたと喜ぶお爺さんを見かける
踏切で前を走る車が歩道の柵にぶつけるが、何事もなかったように去る
なんだろう、何か違う
気のせいか人も車も、いつもより多い
春の暖かくなった空気感?
陽射しは輝き、明るく軽い陽気
少し汗ばむくらいの熱気を感じる
なんだかワクワクする
そうだ、漫画みたいな感じがする
世界がコミカルでコマ割りされた漫画のような雰囲気の現実
驚いた時に「どひゃー」とか言ってしまいそうな
目が点になって「シーン」なんて擬音が浮かんでそうな、わかるでしょ?
私の創造する世界は漫画ちっくなのか
細かいことは置いといて、都合よく進んでいくストーリー構成
小学生向けのコミックぽいやつ
確かに平和ではある
これはもう、朝から食パンかじりながら走って角を曲がるしかない
隣の家に新しく引っ越してきたイケメンに出会えるに違いない
そういえば子どもの頃は
「あさりちゃん」とか「動物のお医者さん」(同世代の女子ならほぼ読んでる人気漫画)などの
のほほんとした世界観のコメディタッチの漫画が大好きだった
当時もいろんなタイプの漫画本があったけれど、私が買っていたのは現実を描いてはいるけど、どこか現実離れした
ふわふわした面白さで、毎日小さな事件は起こるけど、笑って乗り越えて何とかなるハートウォームコメディ
そういう類いの話が好きで、繰り返し読んで癒やされていた
幸せな世界
漫画を読んでいる間は、しんどい現実から解放された
私の二人の姉も、それぞれ好みの漫画を買い集めていたので、豊富な種類の漫画に囲まれていた
各々、全然違うタイプの話が好きだった
本当に全く被らない異質の漫画のチョイス
同じ親から生まれても、全く性質も趣向も違った
三人姉妹それぞれかけ離れた魂の集まりだったと、今は納得である
現在、そんな世界観の違うパラレルワールドに居るのだろうか、なんてね
とにもかくにも、私の創造世界はギャグ漫画という、目から鱗の新地球
平和にもいろんな形があるものである
まだ切り替わったばかりの現実なので、これからどうなることやら
自分でも忘れていた
春の日の暖かい陽だまりのような世界
小学生の春休みのような気分
公園の桜が咲き始めている
久しぶりに懐かしい漫画でも読んでみようか




