80/82
散文詩 80 「有終の美」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「有終の美」
85歳と82歳の夫婦は毎日喧嘩している。
喧嘩するほど仲がいいというが、ただ喧嘩が多いだけなので仲は良くない。
母から電話があり、父が大変だと言う。
死んだのかと思ったら、家を出ていくと言って大喧嘩している。
認知症も少し入ってきて、喧嘩もややこしくなる。
娘消防士はウ~ウ~ウ~カンカンカンと自転車で駆けつけ、消火活動を行う。
鎮火したら、火事の原因を特定し、火災予防講習を行い、帰ってくる。
こんなことが続くと、自分の人生の最後は平穏でありたいとつくづく思う。
華々しい成果を挙げなくていい。
人生最後は静かに平和に暮らしたい。
カンカンカン・・・カンカンカン・・・




