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散文詩  作者: 今日乃けふ
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散文詩 7 「オクダシンゾウ」

日々、心に残ったことを文字で残してみた


「オクダシンゾウ」


八十七歳、信三おじさんの靴下には名前が縫い付けられている。


白い端切れに黒いペンで書かれたカタカナの名前が、縫い付けられている。


毛糸の靴下の履き口に、ひっつれて斜めに縫い付けられている。


伸びない木綿の白い布は伸縮する毛糸の靴下の上で歪んでいる。


黒い糸はひと針ひと針靴下にしがみ付いている。


オクダシンゾウは家に帰りたい。


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