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散文詩 63 「リア充」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「リア充」
図書館をうろついていて、偶然、『寅さんとイエス』という本に出会った。
私は生まれも育ちも葛飾で、生まれた時から寅さんがいたし、
カトリックの幼稚園に通ったのでイエス様も親しい。
しかしこれまで寅さんとイエス様が並んで現れたことはなく、
鰻と梅干しくらい離れた存在だった。
それがこの本では寅さんとイエス様の共通点や
寅さんのより深い理解が語られていて夢中になって読んだ。
「暇を埋めることこそ一日をていねいに生きること、と現代人は思い込んでいるが、実は暇こそ一日をていねいに生きることであるという逆説の中に、我々が見落としてきた真実が隠されている。」『寅さんとイエス』米田彰男著
『リア充』という言葉があった。リアルが充実すること。
リアルとは実生活のこと。
つまりネット環境にどっぷり浸かってばかりいる生活に対して、
ネット外の実際の生活が充実していること。
恋人がいたり友達が多い人が、リア充と呼ばれるそうだ。
実生活の充実とは何だろうか。
リア充は「一日をていねいに生きる」ということではないんだなぁと思った。




