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散文詩 55 「日本全国幼稚化時代」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「日本全国幼稚化時代」
「当り前だのクラッカー」
幼馴染の友達のお母さんがしょっちゅう言ってた。
「あんた、泣いてんのね♪」
誰かが泣くと伯母は必ず台詞調にこう言ってちゃかした。
松山恵子『だから言ったじゃないの』という1958年の歌の中のセリフだ。
「お呼びでない」「わかっちゃいるけどやめられない」
「オーモーレツ」「アッと驚くタメゴロウ」
お笑い用語ばかりだが、私が生まれる前の流行り言葉だ。
大人たちは子供が全くわからなくても、
お構いなしで自分たちの言葉を使っていた。
子供たちはそれは何だろうと勉強する。もちろんお笑い用語だけではない。
大人の言葉を知らないとつまらない。
年長者の知っていることを知らないと恥ずかしい。
だから知ろうとする、勉強する。
年長者の知識に追いつこうとした。背伸びもした。
ところが今は若者に年長者が合わせている。
若者言葉を知らない大人は遅れていると見下される。
高校生の流行りを気にする大人たち。
何だこりゃ。これじゃ日本がどんどん幼稚になる。
高校生の流行りが商品化されて金になるからだろうか。
資本主義が日本を幼稚化させるのか。
これ以上日本が幼稚になる前に寿命がくることを願う。




