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散文詩 53 「Giver ギバー & Taker テイカー」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「Giver ギバー & Taker テイカー」
スーパーマーケットで買い物をしていた。
買う物は決まっていて数点しかないから、買い物かごを持たずにレジに向かった。
すると店員ではなく買い物客のおばあさんが、
私にニッコリ微笑んで買い物かごを渡してくれた。
私は買い物かごを持つほうが面倒だったので、
「大丈夫です。」って断って受け取りたくなかった。
若い時はそうしていた。今考えると嫌な奴だ。
でも若くない私は「ありがとうございます。」って微笑んで有難く受け取った。
Giver とTakerっていうのがあるらしい。
人にあげるのが好きな人ともらうのが好きな人。
私は人にあげるほうが好きだ。もらうのは本当に苦手だ。
だけど年取った私は、もらうことも人のためであることに気が付いた。
あげるのが好きな人は、もらってくれるのが嬉しい。
このおばあさんもいいことをしたと喜んでいるように見えた。
だからいらなくても有難く人の好意はもらったほうがいい。
年を取ると裏の裏が見えてくる。裏の裏はもう表か。




