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散文詩  作者: 百島圭子
49/54

散文詩 49 「切り干し大根」

日々、心に残ったことを文字にしてみた

「切り干し大根」


冬になって大根が安くなった。

お天気も続いている。

お日様を見ていると切り干し大根を作りたくなった。


オランダで干し柿も作った。

干すのは面白い。干した食べ物は旨味や栄養が凝縮する、ような気がする。

大根を太い千切りにして日に当てる。

断面からは水が(ほとばし)り出ている。瑞々(みずみず)しく光っている。


一日も干すと表面の水気はなくなる。

キラキラがなくなる。

二日干すと(しわ)が出てくる。

三日干すと皺皺(しわしわ)で、色も真っ白から変わって黄ばんでくる。


切り干し大根として完成した大根を水につけても、元の大根には戻らない。

湯船に浸かっても、私も元には戻らない。

私は私として完成している。若くはならない。


よかった。





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