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散文詩  作者: 今日乃けふ
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36/174

散文詩36 「出アフリカ」

日々、心に残ったことを文字にしてみた

「出アフリカ」


テレビで見たが、アフリカで誕生した人類に、

ある日不安をあまり感じない遺伝子が突如現れたらしい。

そして人類はアフリカから世界中に拡散していき、

不安を感じない遺伝子を持つ人にまた突如、

今度は恐怖をあまり記憶しない遺伝子が出現したらしい。

そういう人たちが、新しい土地を開拓し未知の世界に踏み出していったそうだ。


不安を持つことは人間特有の脳の機能で、

動物は今、目の前にある危機に対して不安を持つことはあるが、

この先に起こりうる危機を想像することはない。

人間だけが未来を想像することができる。

不安は人間が将来に対して備えをするために重要な機能だ。


不安と期待は将来のことを考えるところまでは一緒だが、

それを危機として悪く想像するのが不安で、

それを嬉々として楽しく想像するのが期待だ。


どうせ想像するのなら楽しい想像のほうがいいが、

これまでの私の経験ではどちらも考えないのが得策である。

動物のように今、目の前のことにだけ必死に生きるのが上手い生き方だと思う。


それさえできれば、あとはどこかの神様か何かが上手いことやってくれる、

と思う。






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