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散文詩  作者: 百島圭子
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散文詩 21 「食べる」


「食べる」


炊飯器が壊れたと八十の母が言うので、ネットで炊飯器を買ってやった。

爺と二人だから三合炊きで十分だと思っていたら、五合炊きにしろと言う。

そんなに食べられないだろうと言ったら、一度に五合炊いて、それを小分けに冷凍し、四、五日もたせるらしい。

何度も炊くのは面倒だと言う。

料理嫌いでスーパーに行くと眩暈がするという母だが、ここまで食が簡素になっていたとは。


大好きな倉敷のおばさんを昨年訪ねた時には、おじさんがコンビニで白米だけのおにぎりを買い込んでいた。

一つがちょうど一食分になるから便利なんだと言っていた。

おばさんは料理上手で、遊びに行くとご馳走を作ってくれたが、今は台所に立っていることが難しい。


時間が過ぎる。時が経つ。生きることが細くなっていく。




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