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散文詩  作者: 百島圭子
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散文詩 16 「とうころもし」

「とうころもし」


体育の日はスポーツの日になっていた。

「たいくのひ」と子供の頃は呼んでいた。小学生のある日、誰かが『「たいくのひ」じゃないよ。「たいいくのひ」だよ。』と正解の発言をし、みなふむふむと頷く。

そんなの知ってたよ、という子と、へぇーそうか、という子がいる。

私は前者だったが、指摘されて改めて気づいた。でもそんなの当たり前でしょ、知ってましたよ、という体を為していた。


中学のある日、新三河島のことを「しんみかわしま」と言っていたら、一人の男子が「しん、みかわしま」だよと言った。

『そりゃ「新・三河島」かもしれないが、みんな繋げて発音するじゃん。」と思ったが、好きな男子だったのでふむふむと感心した振りをした。


次男はトウモロコシを「とうころもし」とずっと言っていたが、面白いので、そのまま放置し、私も「とうころもし」と呼んでいた。

ある日、次男は「とうころもし」と言う私に「とうもろこし」だよと注意した。つまらない。

次男はもう手をつないでくれなくなり、一人でランドセルを背負って学校に行く。


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