表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒いねずみ  作者: ちゃーびい
1/2

サクの冒険

なぜ目が覚めたのか

サクのこの日は疑問から始まった


天井は明るい土の色で

白いシーツから埃が舞って光のラインが見える

窓から差し込む光だったのか

隙間からふいてくる風だったのか

自分を起こしたのはなんだったのだろうと疑問に思った


隣の部屋ではアリが食事の支度をしている

サクが起きるとゆっくりと落ちていく埃が舞い上がってふにゃりと曲がった線を映し出した


起きる前

自分は寝ていた

意識はどこにあったのだろう

誰かが自分の中にいて

何かを感じて自分を起こしたのか

それとも

誰かが自分を乗り越えたところにいて

何かがきっかけで自分がそれに気がついたのか


ゆれる埃をみながら

疑問を考え始めると

サクは心臓がバクバクした

すべて当たり前だと思った事も

不思議になった


起きること

寝ること

息をすること

ここにいること

自分の存在


なぜここにいるのか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ