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神が存在する勇者の物語  作者: テイスミラン
第一章 勇者異世界を知る
1/1

第1話【勇者召喚】

神によって作られる世界のスピンオフ 勇者のお話です。

 よくある話のよくある異世界へ転生した勇者の物語ナグティアワールドと


いう世界のお話。


勇者の名前は【漣・康介さざなみ・こうすけ】彼はごく平凡な高校生、


転生した世界はナグティアワールドという世界。その世界では、通常の約


10倍という力を保つことのできるという、そして、勇者専用のスキルを有


するスキルの名前は【絶対回復アブソリュートヒール】どのような状態


でも瞬間的に完全回復してしまうというものだ。勇者を召喚したのは、アザ


イル王国の第2王女、祈り姫のパスティア・ラグール・アザイル、この大陸


は四角形の大陸とし、それを九分割したような国家が並んでいるのだった。


そして、そこに棲むものは、人間、エルフ、ダークエルフ、ドワーフ、亜人


種(獣人)の類とし、魔族がその世界に棲んでいた。ナグティアワールド中


央北部に位置するアザイル王国で、勇者を召喚する理由、隣国北東に位置す


るアブデラ帝国との激戦で押されている自領を守るために、勇者召喚を有そ


うとしていた。パスティアは、長女のリゼルマイン・ラグール・アザイルの


命により、勇者召喚行うことにしたのだった。


 祈りの間でパスティアは祈りの召喚を行った。そして召喚された勇者、周


りを見ながら、召喚された事もいきなりだったのもあったので、最初は何が


起きたかわからない状態で呆けていたが、頭をワシャワシャと掻きながら、


必死に状況を把握しようと必死に務めていた。


「ええっと・・・ここはどこ?」


 と一言いうと、それに呼応したかのように、パスティアが返事を返す。


「勇者様、ここは、祈りの間です。わたくしは、アザイル王国第2王女パス


ティア・ラグール・アザイル」


 そういうと、康介は、言葉を発した少女の方を見る。


 少女は、気品ある出で立ちに白いドレスを身に纏、金髪に、少しタレ目で


碧い目、色は透き通るように白く唇はぷくっとして、艶っぽさを備えてい


た。続けて少女は、事の次第を話す。


「隣国に、アブデラ帝国という国があります。その国とは戦争中でして、


敗戦が濃厚でありますゆえに勇者様を召喚せざるえない状況なので御座いま


す。勇者様、お願いで御座います。我が国アザイル王国をお助けくださ


い!」


 そういうと、王女パスティアは、勇者の手を握り、艶っぽく顔を近づけて


くる。


「可愛・・・いあ・・・お任せください」


 と手を握り返した。自分が可愛い子を前にすると断れない性格、可愛い子


に手を握られた喜びも相まって引き受けてしまった。自分の性格が女の子に


弱いと自覚して項垂れる。


 はぁ~とため息を付いて、勇者はよくある話のを思い出す。異世界に行っ


て勇者になって、世界を救っちゃうって話しはよく文庫本でもある話だし、


勇者特有のスキルがあると思うんだけどと思い、王女パスティアに勇者のス


キルについて聞いた。


「勇者特有のスキルってわかる?」


「勇者様のスキルですか?それは、勇者様の右手の甲に紋章が浮かんでると


思いますが、それを胸の前にもってきて、念じるとスキル【絶対回復《アブ


ソリュートヒール》】が発動致します。」


「え?それだけ?」


「はい。それが勇者最強のスキルで御座います。」


「それが最強のスキルなんだ・・・」


 自分が思っていた最強のスキルと全然違ったことにがっくし項垂れた。


「勇者様・・勇者様・・勇者様!」


「あ?え?ごめん」


「勇者様お疲れのご様子で御座いますね。こちらの世界に来てさぞ、お疲れ


になったでしょう。勇者召喚の儀は終わりましたので、お部屋をご用意させ


ますわ。」


「あ・・ありがとう。」


「勇者様・・・お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」


「え?ああっ俺の名前はさざなみこうすけ」


「さざなみ様ですね。」


「あ!・・こうすけでいいよ!さざなみは名字になるんだ。」


「そうでございますか。こうすけ様ですね。」


 そういうと王女パスティアは、少し顔を染めながら俯いていた。


 この世界の勇者というのは、都合のいい最強の傭兵の様な意味を持ち、戦


争や、魔物退治で率先して行い、討伐して名を上げダンジョンや、塔を攻略


し、最強の武器を手にした時に、初めて最強の勇者と名を上げることが出来


るとソレが出来た勇者を勇者王とすることで、自国の安泰を齎すとされてい


たのだ。


 勇者王になれば、勇者王1人で一国分の兵士と変わらない戦力であるとゆ


えに、勇者は切り札として用いる国は少なくない。勇者が召喚できる国は、


このアザイル王国と南の国で西南に位置するマスティア王国だけだった。勿


論、マスティア王国でも勇者召喚は行われていた。


 部屋で休んでるこうすけは、周りを見ながら、ため息を付きながら異世界


に来ちゃったのかぁと項垂れつつ、入り口の方に目をやるとコンコンとノッ


クし、侍女達が入ってきた。


「失礼致します。」


「あ・はい・・」


 入ってきたメイド達は3名、入って頭を下げて挨拶をしてくる。


「この度、勇者様の身の回りのお世話をさせて戴くことになりました、メイ


ドのマリナス・ゴールドで御座います。」


 見た目20代前半、メイド服で髪は茶髪のロングで後ろで髪を纏めてい


る。瞳は蒼い、メガネっ子って感じで少し、メガネ萌えには喜ばしい感じ


だった。胸はEカップはあるであろう、メロンサイズでメイド服から、溢れそ


うなくらい大きかった。


「同じく、身の回りのお世話させて戴くことになりました、メイドのシュレ


イ・ナザレイで御座います。」


 シュレイの見た目は10代半ばで、赤髪で前髪にくせっ毛のあるボブヘア


で、瞳は紅く、ソバカスを持ってる子で胸は、Cカップというくらいだろう、


手のひらサイズって感じだった。


「同じく、身の回りのお世話させて戴くことになりました、メイドのザラ・


スタンレイで御座います。」


 ザラの見た目は、シュレイと同じ10代半ばで、黒髪でロングストレー


ト、瞳は薄茶色、目の下にほくろのある子で、胸はシュレイと同じ、Cカップ


と言う感じだった。


 3人は同じような挨拶を終えると、マリナスが、足洗いの桶とタオルを


もって、こうすけの足元にひざま付いて、足を洗い出した。シュレイは、多


分、俺が着るであろう、武器と防具を部屋の片隅に飾りだした。ザラは、紅


茶の準備をやりだした。紅茶の準備を終え、ザラは、入れた紅茶を座ってい


るこうすけのとこに持って来た。


「カシム茶で御座います。」


「あ・ありがとう」


 カシム茶を受け取って飲むと少し苦い紅茶だった。内心、にがっとおもい


つつ、黙って飲んだ。侍女メイドのマリナスが、こうすけに、質問をしてき


た。


「勇者様、勇者様は、別世界から、いらしたのですよね?」


「ああ、そうだよ。」


「その勇者様がいらした世界は、どのような世界なんですか?」


「科学が発達していて、乗り物が機械で動き、コンピュータで、世界と繋


がってる誰とでも話すことも出来る世界だよ」


「そんな世界があるんでございますね。不思議な世界で御座いますね。」


「そうだろうね・・・」


 内心、この世界が中世ヨーロッパのような世界観で、自分の世界との違い


を実感し始める。メイド達の作業終え、壁際に立って並んでいた。それをみ


て、なんとなく、疲れがドッとでたので寝ようと考え。


「今日は疲れたので、そろそろ寝るよ」


「作用でございますか、分かりました、私共は、隣の部屋にお居りますので


何かあれば呼んでください」


 机の上にあるベルを目配させで知らせてきた。


「ああ、わかったよ、何かあれば、そのベルで呼ぶよ」


 と伝え、ベットに入り、横になりながら・・・


 こうすけは、覚悟を決め、この世界を楽しむことにしようと考えた。明


日、お姫さんにあったら、色々話して、やることをやろう、明日から


と・・・ベットに入りスゥと落ちるように眠った。









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