表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
近く、遠く。  作者: ちぃ汰
1/4

Ⅰ待ち合わせ。

はじめに

これは趣味で初めて書くものです。

過度な期待をして読まないでください。


――――待って!行かないで!――――



はっ!

(またこの夢……)


私の名前は木野明里。

あの事故以来、ずっと同じ夢を見る。

彼が暗闇へと遠ざかって行く夢を。


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


(遅いなぁ〜早く来ないかなぁ〜)


今日は私達が付き合って1年目の記念日!

いつもより気合いを入れて身支度をした私は、待ち合わせ場所で彼を待っていた。

駅の南口を出てすぐにある花屋、そこが私達のいつもの待ち合わせ場所だ。

私の元バイト先であり、彼と出会った場所。


「お?今日はいつもより気合い入ってんじゃん。」


「あ、店長!今日は彼と付き合って1年目の記念日なんですよ!」


「なんだよぉ〜、早く言ってくれれば花束作ってやったのに〜!あっ!帰りに寄ってきな!それまでには作っとくからさ!」


「ホントですか!ありがとうございます!」


店長は優しく、かっこいい女性だ。

毎日店長目当てでお店に来る女性がいるほど、彼女はモテる。ただし男性には悲しいほどモテない。


「ホントにあんた達はラブラブでいいわ〜。明里ちゃん、アタシにもいい人紹介してよ〜」


「店長ならすぐに出来ますよ〜多分(笑)」


「すぐに出来たらこんな苦労してないって……。そういえば今日はやけに侑海君遅くない?」


「ですよね、いつもなら5分前には着いてるのに……どうしたんだろ。」


そんな話をしてた時、私のスマホの着信音が鳴った。


「お?噂をすれば?」


「いや、侑海のお母さんからですね。なんだろう。」


彼の母とは一度会ったことがある。

明るく、面白く、素敵な母であった。

出会って一日で意気投合し連絡先を交換していた。


突然の彼の母からの電話に、私は嫌な予感がした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ