ただ言いたかっただけなのです
チキンな本能が訴えてくる!
連載も話数が進むと勢いだけじゃ進まなくなるものでして。
作者はスランプに陥った。今までのようなちょっとしたものではない、完全ストップだ。
作者はエタるつもりはないのだなんとかしなくてはならない。
プロになった人気作家さんたちの多くは設計図を書かれているそうな。
しかしこの方法、作者は出来ないのだ。書けないのではない、書いたら終わってしまう。
そう、作者は典型的な「設定だけ書いたらそこで満足してしまうタイプ」というやつなのだ。プロット書いたらお腹いっぱいになってしまうではないか!
そのため連載書こうと決めた時も必要最小限だけ決めて本当に勢いだけ、その場その場で話を考えてつなげていたのだ。おかげで連載し続けることは出来たがあっちこっち寄り道しまくっている感が強い連載でもある。
しかし背に腹は代えられない、作者はプロット作りをすることに決めた。
とりあえずお話のきちんとした設定を考えることにした。いままで投稿した正式発表済みの設定を拾い集め更に肉付けしていく、モンスターなど調子に乗って絶対出てこないやつまで作ってしまった。いつか日の目を見るといいですね。
そしてどうしても矛盾が生じるところだけ投稿話の設定を変えさせてもらうことにする。
さて、設定が終わったらいよいよ禁断(笑)のプロットづくりである。
もう書いてあるところまでのプロットなどいらん、お腹いっぱいにならないためには「簡潔に」を合言葉に書かなければならない。ぶっちゃければ終着点の設定だ。何をしたら終わりになるのかだけを設定してあとは今までどおり勢いのみで書く!
スランプに対してなんの解決にもなっていないことに作者は気づいていなかった。
紆余曲折の上ようやくスランプを脱出した作者はそろそろ自分の考えが歪んできていることに気づいた。
ぶっちゃけたら赤い文字とかアクセス解析なるものを気にするようになっていることに気づいたのだ。これはいけないかもしれない。
エタるということは今のところない。作者は義務感は強かった、書き始めて公開したら最後までかけやこらぁな人なのである。しかしチキンな上に影響されやすい性格でもある、シリアス書いたら軽く鬱になるようなやつである、赤文字さんたちの恐怖はすぐそこかもしれない。チキンな本能が訴えてくる、対策建てないとお前潰れるぞと。
作者は未来の自分にメッセージを残すことにした。
作者が言いたいことは次からなのに前書きがものすごく長くなった、考えたら何も3ヶ月分の行動やら考えは書かなくても良かったんじゃないだろうか?まあいい、もう投稿してしまった後だ、今更悩んでも仕方ない。
さて、本題だ
『未来の作者よ・・・お前、最近調子に乗ってないか?
何赤文字さんとかアクセスのこと気にしてんの?お前そんなの気にできるほどうまい作者だったっけ?
最初に何を思って登録したよ?アクセスとか考えてなかっただろ?お前そもそも動機プロ志望じゃないじゃん。ただ書きたかっただけだろ?そんでうまくいったら読んでくれる人の一人でもいるかもね?って感じだったじゃん?なんで悩んでんの?初心忘れんなよ、自分が楽しいから書いてんだろーが』
こうして作者は未来の自分に言い逃げをする。
作者は悟った、ポイントやアクセスは指標程度に考えないと鬱や傲慢な考えになりやすいと。
言いたいことは最後の言葉だけだったり、作者は作者にツンドラを発揮する。調子に乗った奴に優しさなど必要ないのです。
作者の初心は「書くことは楽しい」それだけです。




