番外編 その1
今回は、城にのこった新藤光一のその後の話です。
駄文ですが、どうぞ。
俺は勇者として召喚された。親友も一緒だったが、旅にでるといっていなくなってしまった。
「はぁ~。どうするかな~」
「どうかされましたか?勇者様」
こいつはサクヤ、俺を召喚した巫女だ。
「いや、このあとどうしようかな~と」
「国王陛下との謁見が終わったら訓練ですよ?」
「あ~、そうだっけ?」
「そうですよ。しっかりしてください」
玉座の間
「コウイチよ、おぬしに従者。つまり、旅の仲間をあたえる。一人目は巫女である、サクヤ。二人目は我が娘のライア。三人目は騎士団団長、ノワール。この三人と共に精進し魔王を倒してくれ」
「わかりました。必ず魔王を倒して見せます」
王城 中庭
「え~っと、俺が勇者の光一。よろしく」
まずは自己紹介をする。
「私は、巫女をしているサクヤと申します」
「私は、ライア。この国の王女をしている」
「私は、騎士団団長のノワールと申します。これからよろしくお願いいたします」
けっこう個性的なメンバーだな。
「それじゃあ、訓練て何をすればいいんだ?」
「まずは、魔法をつかってみましょう」
「魔法?」
「ええ、まず基本的なことから覚えましょう。魔法の属性は火・水・風・土の四つ。それから、特別な光と闇の二つがあります」
「どれがつかえるかなんて、どうやってわかるんだ?」
「この魔法球にふれてください」
「こうか?」
俺が、魔法球にふれると青、緑、白に光った。
「コウイチ様は、水・風・光の属性がつかえるようですね。それではまず、部屋に戻って勉強しましょう」
「え?魔法の練習するんじゃないのか?」
「だから、まずは勉強です。理論も分からずつかえるものではありません」
「はぁ~、そうなのか。しかたないな」
「あ、勉強がおわったら、剣術の訓練ですからね」
(俺、明日まで生きてるかな)
運動が苦手な俺はそう思った。
というか、ライアさんとノワールさんはいつの間にかいなくなっていた。
人物紹介
・ノワール・オーギュスト
騎士団の団長。最初の謁見のときに聖斗をみて一目惚れした。
剣術の腕前は確かなもの。