プロローグ
二作目です。おもしろいかは読んで判断してください。
あとがきに人物紹介などを載せる予定です。
「なあなあ、今日も告白されたんだけどどうすればいいと思う?」
そんなことをいう、幼馴染の新藤光一(リア充)
「なあってば。聞いてるのか?聖斗」
俺は、牙神聖斗。牙廷流という武術の師範代をしている、普通の高校生だ。
「知るか。お前の面倒事に俺を巻き込むな」
そう、こいつは何かにつけて俺を巻き込む。しかも、ほとんどが女絡みで。
「そういうなよ。親友だろ?」
「都合のいいときばかりそんなこというな」
しかも、こいつが付きまとうせいで、俺が面倒事を解決しなきゃならなくなる。
「やっぱり、ケチだよなお前」
「ケチでもいいさ。面倒じゃなければな」
「そうか。ところでさ」
「今度は、なんだ?」
「いや、目の前にあるあの穴はなにかと思って」
「は?」
よく見ると、目の前に真っ黒の穴が開いていた。
「昨日はこんなところに穴なんてなかったよな」
「どう考えても面倒事だ。今日は遠回りして帰ろう」
「うん、そうしよう」
そして、後ろを向いたとたん。
「うおっ!ひ、引っ張られる!た、助けてくれ!」
「は?って、おい!俺を掴むな!」
思いっきり引っ張られる。そして、穴の中に・・・。
「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」
人物紹介
・牙神 聖斗
世界最強の武術、牙廷流の師範代。幼馴染に巻き込まれ異世界にやってきた。
見た目はかなりのイケメンなのだが、本人はまったく気づいていない。
・新藤 光一
異世界に召喚された勇者。元の世界では一日に一回は告白されていた。
頼み事をされると断ることができない。